Transition

アクセスカウンタ

zoom RSS 昭和35年度の千葉大学受験生向けの数学の傾向と対策

<<   作成日時 : 2017/08/11 10:51   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

昭和35年度の千葉大学受験生向けの赤本(教学社)に載っていた千葉大学の『傾向と対策』の『数学』を載せてみる。

ただし、ブログ記事であるので、入力方法を変更したところがある。



傾向と対策

 【数学】 

 
 
 
 旧課程はこれまでと同様である。すなわち, 31年度までは出題数が2題であったが, 32年度から4教科共3題になっている。 東大などと同様, 4教科から2教科選択である。32年度からはっきり問題の難易の差が見られる。〔1〕はきわめてやさしく, 〔2〕がその次, 〔3〕が比較的むずかしい。この学校の受験対策としては, このやさしい2題を失敗することのないよう確実に片ずけることが大切である。2題やることは大してむずかしいことではない。

 34年度すなわち本年度から教科課程が変ったので本年初めて受験する者には新課程で試験された。

 新課程では数1代数, 数1幾何, 数U, 数Vの4科目のうち3科目選択となっており各科目とも2題である。

 表にして, 各年度の教科内容を調べてみよう。





新課程】(34年度


・数T代数
1〕連立一次方程式

2〕最大・最小



・数T幾何
1〕面積(計算問題

2〕軌跡



・数U
1〕変化率(接線の方程式

2〕範囲の問題(方程式の根 不等式の解




・数V
1〕極限値

2〕積分(面積の計算


 


 
 
 新課程においても〔1〕は比較的平易, 〔2〕が幾分むずかしくなっている4教科のうちどの教科でも〔1〕は教科書をマスターしておけば出来る問題である。

 傾向は一年間だけでは, はっきりつかめないが従来と内容は変りはないのではなかろうか。

 旧課程と比較対照すれば分る。





旧課程】〔解析T


・31年度
1〕分数式の計算, 指数関数の値

2〕放物線の一部と直角双曲線との交点を求める問題



・32年度
1〕二次関数を決定する問題

2〕対数方程式で表わされるグラフの決定問題

3〕二つの二次方程式の実根の大小決定問題



・33年度
1〕連立分数方程式

2〕繁分数式の値の大小関係

3〕放物線と直線との共有点



・34年度
1〕数T代数〔1〕に同じ

2〕最小値を求める問題(二次関数の符号

3〕数U〔2〕に同じ







傾向として

1. 〔1〕, 〔2〕は非常にやさしい。それに反して〔3〕はぐんとむずかしい。この出題法は32年度からであるが, 今後も踏襲されるであろう。

2. 〔3〕はこのところ二次曲線, 二次方程式の問題が出ている。グラフの交点の個数または根の大小というところでなかなか骨の折れるものである。

 対策としては, 基礎をしっかりさせておく, 絶対に〔1〕, 〔2〕はやるということである。〔3〕はできるだけやってみるというところであろう。




旧課程】〔解析U


・31年度
1〕簡単な微積分

2〕微積分(多方面にわたって



・32年度
1〕積分(求積

2〕微積分(求積

3〕三角関数の最大最小(微分



・33年度
1〕雑数列の一般項

2〕関数の極限

3〕微積分(求積



・34年度
1〕数V〔1〕に同じ

2〕数U〔1〕に同じ

3〕数V〔2〕に同じ




 
 
 
 傾向としては,

1. 1. 〔1〕, 〔2〕がはなはだやさしく, 〔3〕がむずかしい。





「片ずける」、「数1」、「数T」はそのまま入力した。
「関数」の「関」は別な漢字が使われていたが、現在、使われている漢字「関」で入力した。
入力が面倒なので、途中で省略した。


あとで詳しく述べるが、ここでも、簡単に書いておく。





1959年度(昭和34年度)のころの千葉大学の合格者最低点の得点率の目安
大学当局からは合格者最低点は非公表であった。しかし、当時の赤本(教学社)に載っていた「大学案内」の「合否の目安」に目安が載っていたので、それをもとにして私がまとめたもの

医学部 医学進学課程 70%前後

薬学部 63%

工学部 65%
科により異なるが、電気工学科・機械工学科は高く、建築学科はやや低い。

文理学部・園芸学部・教育学部 50%前後







数学には部分点がある。

したがって、たとえ難問であっても、そこでは部分点を稼げば、合格できたことがわかる。

つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できたことがわかる。

字数の関係で数学についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する。

小学校算数・中学校数学・高校数学で使っている問題集を解き、千葉大学の入試の数学の過去問を解いていく。






高校数学の場合は、次のようにするとよかっただろう。

ある分野を終えたら、その分野に該当する問題を、千葉大学の過去問集の最初の所にこの問題はどの分野の問題と載っているから、それを参考にして、それを探し出し、解く。

それだけで合格できたことがわかる。

なお、今でも、難問を解くことができなくても合格できる。

つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できる。

字数の関係で数学についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する。

小学校算数・中学校数学・高校数学で使っている問題集を解き、大学入試センター試験の数学の過去問、千葉大学の入試の数学の過去問を解いていく。

高校数学の場合は、次のようにするとよいだろう。

ある分野を終えたら、その分野に該当する問題を、大学入試センター試験の数学の過去問集、千葉大学の過去問集の最初の所にこの問題はどの分野の問題と載っているから、それを参考にして、それを探し出し、解く。


大学入試センター試験があるので、現在の受験生の方が、昭和30年代の受験生よりも必要な勉強量は多くなるが、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格することができる点は現在でも同様である。

それだけで合格できる。


このへんはあとで詳しく述べる。


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
昭和35年度の千葉大学受験生向けの数学の傾向と対策  Transition/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる