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zoom RSS 昭和34年度 千葉大学 入試 英語 大問2

<<   作成日時 : 2017/07/08 10:18   >>

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1959年度(昭和34年度)千葉大学 入試 英語 大問2を入れておく。

ブログ記事であるので入力方法を変更したところがある。





1959年度(昭和34年度) 千葉大学 入試 英語

時間90分 配点120点(全教科の配点600点

大問2 次の文を読んで下線部を和訳しなさい。

All the conditions of happiness are realized in the life of the man of science. (1)He has an activity which utilizes his abilities to the full, and he achieves results which appear important not only to himself to the general public, even when it cannot in the smallest degree understand them. In this he is more fortunate than the artist. When the public cannot understand a picture or a poem, they conclude that it is a bad picture or a bad poem. When they cannot understand the theory of relativity they conclude rightly that their education has been insufficient. (1)Consequently Einstein is honoured while the best painters are or at least were left to starve in garrets, and Einstein is happy while the painters are unhappy.


(註)garret = a room just under the roof of a house



 


答案用紙は省略した。





1960年度(昭和35年度)の千葉大学受験生向けの赤本(教学社)に載っていたヒントと解答

2】(ヒント)科学者は他の分野の人々に比してめぐまれていることを自画自賛的に説く. utilize = make use of 「利用する」 to the full = to the limit, quite「十分に」 achieve = get ・・・ done. in the smallest degree「ほんのわずかでも」

解答)(1) 科学者は自分の能力を最大限に利用する活動をしていて, 一般大衆がその成果を全然理解し得ない時でさえ, 自己のみならず大衆にとっても重要だと思われる成果をあげるのである。 (2) 従ってアインスタインは栄誉を与えられ, 最高の画家が現在, 或いは少なくとも過去に於て屋根裏部屋で餓死するまで放っておかれたのである。だから画家が不幸なのに, アインスタインは幸福でいられるのである。





「賛」については別の漢字が書かれていたが、現在、よく使われている漢字で入力した。
今の日本でこの文章が公開されたならば、この文章は、科学者に対する皮肉ではないかと思うのが普通だが
当時の欧米では、このような価値観(科学者に対する自画自賛)が当たり前だったのだろう。





私がつくった単語・熟語などの解説

condition 状態。状況。事情。

utilize 利用する。役立たせる。

to the full その十分まで → 十分に。心ゆくまで。

public 一般の人々。一般大衆。公衆。

general public 一般の人々。一般大衆。

even when it cannot in the smallest degree understand them
では
it = the general public
them = results
である。

本来、このへんは、代名詞のままで和訳した方がよいだろう。


下線部を訳せ」という設問の意味は, 「全文を訳すとき下線部がどうなるかを示せ」ということであって, 「下線部の内容を前後の部分を含めてできるだけ詳細に説明せよ」ということではないから, その内部の代名詞をひとつひとつ名詞におきかえる必要はない。

特に, 代名詞の受ける名詞に修飾語がついている場合, これを全部加えて訳すために1語の代名詞に対する訳が1行をこえるような答は, 訳とは言えなくなっている。

ものを受けるtheyを「彼ら」と訳すのは誤りだし(→p. 7), 誤解の恐れがある場合, 代名詞を名詞におきかえることもあってよいが, その際もあくまで簡単な表現にとどめるべきである。

最近の入試問題の下線部訳で, 個々の代名詞に関し, 「さすものを明らかにして訳せ」という設問が多くなってきているのは, その種の指示がない場合には代名詞は代名詞のままでよいと出題者が考えていることを示すものである。


駿台受験シリーズ 英文和訳演習 中級篇』(伊藤 和夫 著。駿台文庫。1983年9月22日 初版 第1刷 発行。2000年2月21日 初版 第39刷 発行)p5

ところが
彼には 彼の能力を十分に利用する活動がある、そして彼は 彼自身にだけではなく 一般大衆にまで 重要に見える結果を、 それが最小限の程度にさえ それらを理解することができないときでさえ 達成する。
と和訳すると、日本語では単数形と複数形を区別していないため、何を指すのかがわからなくなる。

したがって、やむを得ず
彼には 彼の能力を十分に利用する活動がある、そして彼は 彼自身にだけではなく 一般大衆にまで 重要に見える結果を、 一般大衆が最小限の程度にさえ 結果を理解することができないときでさえ 達成する。
と和訳した。

なお、代名詞の内容的訳出が望ましい場合は、駿台模試の難しいレベルの和訳問題ではたまに存在する。


・・・前略・・・
(1) You have to choose which of the many possible uses to which you could put the same materials or the same time is the one you prefer, in the knowledge that (2) the price you pay consists of all the other alternatives you have thereby given up.




(2) 6. thereby = by thatの意の副詞でthatは「何かを選ぶこと」をさす. ここは訳文があいまいになることを避けて(⇒p.9)「その選択によって」と具体的に訳すのが望ましいが, 「それによって」も減点しない. ただしthatに関する誤解が明白な場合は×.


駿台受験シリーズ 英文和訳演習 上級篇』(伊藤 和夫 著。駿台文庫。1984年4月3日 初版 第1刷 発行。2002年5月25日 初版 第35刷 発行)p48, 51


本来、2文、下線部の前にあり、下線部の和訳のヒントになるようになっている。
しかし、ここで私が伝えたいことの根拠とは無関係であるので、そういうことを知りたい場合は、書店・ネット通販などでこの本を購入した方がよいだろうと考え、省略した。
ただ、いきなり下線部だけをみると(1)の和訳が困難であると思われるので、ヒントを書いておく。
You have to choose which of 〜 is the one you prefer.である。



of 〜:〜の。〜のうち。

Which of these is yours? (これらのどちらがあなたのものですか

ELEMENTARY ENGLISH GRAMMAR Second Edition』(株式会社 桐原書店。1987年12月25日 初版 第1刷。1997年4月30日 第2版 第15刷)p 76の「LESSON 38 代名詞(2)」の「§103 疑問代名詞 who, what, which



疑問詞を文頭に置かずに, <疑問詞+V>(疑問詞がSである場合)の形や<疑問詞+S+V>(疑問詞がSでない場合)の形が文中に組みこまれることがある。これを間接疑問という。
I don't know who he is.(彼が誰だかわからない


He is Tom.
Is he Tom?
Who is he? ← 主語はheである。
I know who he is. ← 主語が疑問詞(この場合whoである)でないので、疑問詞+主語+動詞の順序となる。
I don't know who he is.


Do you know who wrote this poem?(あなたはだれがこの詩を書いたのか知っているか


He wrote this poem.
Who wrote this poem? ← 主語は疑問詞(この場合Whoである)である。
You know who wrote this poem.← 主語が疑問詞(この場合whoである)であるので、疑問詞+動詞+目的語の順序となる。
Do you know who wrote this poem?


You know which of these is yours.(あなたはこれらのどちらがあなたのものであるかを知っている


The red book is yours.
Which of these is yours?← 主語は疑問詞(この場合Which of theseである)である。
You know which of these is yours.主語が疑問詞(この場合which of theseである)であるので、疑問詞+動詞+補語の順序となる。


以上、『ELEMENTARY ENGLISH GRAMMAR Second Edition』(株式会社 桐原書店。1987年12月25日 初版 第1刷。1997年4月30日 第2版 第15刷)p 76の「LESSON 38 代名詞(2)」の「§103 疑問代名詞 who, what, which」に載っていた説明が不十分である(この文法の教科書は間接疑問の英文の作り方の説明が載ってない)ので、私が説明を付け足してわかりやすくした。なお、I don't know who he is.とDo you know who wrote this poem?は、この文法の教科書に載っていたものであり(Do you know who wrote this poem?の和訳は私が直訳したものである)、You know which of these is yours.は私がつくった英文である。また、You know which of these is yours.の和訳は私が直訳したものである。また、この文法の教科書の間接疑問の定義が変であったので、私がわかりやすく直して書いた。


ただし、代名詞の内容的訳出が望ましい場合は、この本(上級篇である。)の中でも、これ1つだけであるし、それでさえ、代名詞のまま訳出しても減点されないので、代名詞の内容的訳出が望ましい場合があることを気にしない方がよいだろう。

relativity 関連性。相関。

the theory of relativity 関連性のその理論 → 相対性理論

rightly 正しく。正当に。本当に。

consequently その結果として。したがって。

honour = honor

honor 名誉を与える

Consequently Einstein is honoured while the best painters are or at least were left to starve in garrets, 〜
= Consequently Einstein is honoured while the best painters are left to starve in garrets or at least were left to starve in garrets, 〜

starve 飢える。餓死する。

アインシュタインが腹部大動脈瘤破裂で死去した年月日は、1955年(昭和30年)4月18日午前1時すぎである。
したがって、この英文は、アインシュタインが存命していた間に書かれた文章であると解釈した。






私がつくった全訳

幸福のすべての状態が科学の人の人生で実感される。彼には 彼の能力を十分に利用する活動がある、そして彼は 彼自身にだけではなく 一般大衆にまで 重要に見える結果を、 一般大衆が最小限の程度にさえ 結果を理解することができないときでさえ 達成する。こうした点で 彼は芸術家よりも幸運である。大衆が 1枚の絵 または 1つの詩を理解することができないとき、彼らは それが 1枚のひどい絵 または 1つのひどい詩であると結論づける。彼らが相対性理論を理解することができないとき、彼らは 彼らの教育がずっと不十分なままであったと正しく結論づける。その結果として アインシュタインは 最も上手な画家たちが屋根裏部屋で飢えるまで放置され または 少なくとも そうだった間に 名誉を与えられ、そして アインシュタインは そうした画家たちが不幸である間に 幸福である。

(注)屋根裏部屋=1軒の家のその屋根のちょうど下の1つの部屋


読んでいる人が理解しやすいように可能な限り直訳で訳した。




あとで詳しく述べるが、ここでも、簡単に書いておく。


1959年度(昭和34年度)のころの千葉大学の合格者最低点の得点率の目安
大学当局からは合格者最低点は非公表であった。しかし、当時の赤本(教学社)に載っていた「大学案内」「合否の目安」に目安が載っていたので、それをもとにして私がまとめたもの

医学部 医学進学課程 70%前後

薬学部 63%

工学部 65%
科により異なるが、電気工学科・機械工学科は高く、建築学科はやや低い。

文理学部・園芸学部・教育学部 50%前後


英文和訳・英作文など部分点がある設問もあるので、難問を解くことができなくても合格できたことがわかる。

つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できたことがわかる。

字数の関係で英語についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する。

中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、千葉大学の入試の英語の過去問を解いていく。

それだけで合格できたことがわかる。

なお、今でも、難問を解くことができなくても合格できる。

つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できる。

字数の関係で英語についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する。

中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された英語の問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、大学入試センター試験の英語の過去問、千葉大学の個別試験の英語の過去問の順序で解いていく。

大学入試センター試験があるので、現在の受験生の方が、昭和30年代の受験生よりも必要な勉強量は多くなるが、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格することができる点は現在でも同様である。

それだけで合格できる。



このへんはあとで詳しく述べる。



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