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zoom RSS 昭和36年の神戸大学受験生向けの英語の傾向と対策

<<   作成日時 : 2017/06/08 11:48   >>

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昭和36年の神戸大学受験生向けの赤本(教学社)に載っていた神戸大学の『傾向と対策』の『英語』を載せてみる。

ただし、ブログ記事であるので、入力方法を変更したところがある。



傾向と対策

英語


解釈の全文訳

昭和29年度:1問

昭和30年度:1問

昭和31年度:2問

昭和32年度:1問(配点:60点

昭和33年度:2問(配点:80点

昭和34年度:2問(配点:80点

昭和35年度:2問(配点:50点



解釈の部分訳

昭和30年度:1問

昭和32年度:1問(配点:50点

昭和33年度:1問(配点:40点

昭和34年度:1問(配点:30点



解釈の部分訳(設問付

昭和30年度:1問

昭和35年度:1問(配点:50点



解釈の内容文選択

昭和35年度:2問(配点:30点



解釈の内容文選択(設問付

昭和29年度:1問



解釈の内容設問

昭和29年度:1問



解釈の適語句選択(全訳付

昭和32年度:1問(配点:20点



作文の和文英訳

昭和29年度:2問

昭和30年度:1問

昭和31年度:1問

昭和32年度:1問(配点:40点

昭和33年度:1問(配点:40点

昭和34年度:1問(配点:50点

昭和35年度:1問(配点:40点



文法の空所補充

昭和30年度:1問

昭和31年度:1問



文法の不定冠詞

昭和32年度:1問(配点:15点



文法の適語句選択

昭和30年度:1問

昭和32年度:1問(配点:15点

昭和34年度:1問(配点:20点



文法の誤文訂正

昭和34年度:1問(配点:20点



文法の語い(複数・動詞活用・同意語・反意語・前置詞・語形変化・パラフレーズ

昭和29年度:2問

昭和31年度:1問

昭和33年度:2問(発音(正しい発音選択・アクセント)1問と合わせた配点:40点

昭和35年度:1問(配点:15点



文法の発音(正しい発音選択・アクセント

昭和29年度:2問

昭和33年度:1問(語い(複数・動詞活用・同意語・反意語・前置詞・語形変化・パラフレーズ)2問と合わせた配点:40点

昭和35年度:1問(配点:15点


 配点上から見て英文解釈60〜65%, 英作文20〜25%, 文法20〜10%となっているので, 解釈関係が重視されていることがわかる。主観テストが大部分で客観テスト形式はほとんど出題されていない。解釈の問題形式は全文訳, 部分訳, 内容に関するものなどで, 全文訳, 部分訳は毎年出題されている。内容理解の問題は35年で久し振りに出された。和文英訳は比較的長い文章が出題される。文法関係は上表の示すとおりさまざまだが, 大体, 適語句選択, 語い, 発音などが中心である。

 本学の問題全部を概観してみると, 比較的容易なようであるが, 実際に解答するとなると案外あつかいにくいものが多い。解釈でも, 中心になっ〜



入力が面倒であるので、途中で入力をやめた。



配点上から見て英文解釈60〜65%, 英作文20〜25%, 文法20〜10%となっているので, 解釈関係が重視されていることがわかる。

を読んで



配点が低い分野は、あまり勉強をしなくてもよかった。


と誤解する読者が出かねないので付け加えておく。


配点が高いか低いかよりも、実際に得点をとることができるかどうかが一番大事である。

たとえば、東京大学の個別試験(二次試験)で、昭和50年代のどこかの年度〜1999年度(平成11年度)まで、国語で、200字作文が出題されていたが、大多数の合格者は0点同然だったようである。




平成12年度から『200字作文』(採点基準が不明瞭)が消えたことで、現代文の負担が軽くなり、得点予想もしやすくなった。

 駿台の東大実戦模試では、『200字作文』(配点20点)の平均点は6〜8点に収まるように“操作”していた(本当はもっと低いのだが、“営業上”の理由で甘めに採点していた)という噂だが、実際の試験ではもっと厳しく採点されていたようだ。

 その『200字作文』の消滅により、国語の平均点は5〜10点くらい上がっているだろう。


2004年版 新・受験技法東大合格の極意】』(和田 秀樹。新評論 0602)p 53,54


また、少なくとも1990年代までの国立大学の英語の英作文の大半は、ベテランの英語の予備校講師でさえ受験生と同じ条件では部分点しかとれないような難問だった。




1979年度(昭和54年度)に共通一次試験が始まる前までは、国立大学の入学試験の英語の英作文の話であり
1979年度(昭和54年度)に共通一次試験が始まった後は、国立大学の入学試験の個別試験(二次試験)の英語の英作文の話である。





だいたい、こういう問題は、教師にだってそう簡単に満点がとれるわけじゃないんだ。 予備校の職員室でもよく話題になるんだ。 試験場で辞書もなく、時間もかぎられていたら、自分にもとてもこんな答は書けそうにないって。ところが、実情を知らない受験生は、こういう難しい答、君たちに英文和訳の試験問題に出しても、点がとれるかどうか分からないような答でなければだめだと、頭から決めてしまって、文法も語彙もめちゃめちゃなままで、意味不明の英文をデッチ上げて勉強だと思っている。それが一番困ることなんだ。


伊藤和夫の英語学習法』(伊藤和夫著。駿台文庫。1995年初版第1刷。2002年初版第8刷)p 101の伊藤和夫氏の発言。
こんな答=出版社や予備校が発表している模範解答



当時の国立大学の二次試験の英作文の大半は、翻訳することを予想せずに書かれた日本文が与えられて、その内容を英語で表現することが求められた問題であった。伊藤和夫氏は、これを翻訳問題と呼んでいた。上の英作文の話は、翻訳問題(当時の国立大学の個別試験(二次試験)の英作文の大半)の話である。

伊藤和夫の英語学習法』で伊藤和夫氏が予備校講師でさえできないと指摘した翻訳問題の例を挙げる。

人間が自分で理解できていると思っているその自分は, 自分のなかのごく一部分でしかない。むしろ, 他人のほうが, しばしば, 自分では気がついていない自分というものを教えてくれる。そういう他人の言葉だけは, いつも, よく聞こえる耳を持った人間でありたい。

東京大学で出題された下線部の英作文問題

駿台予備学校が作成した答
It is rather other people who will often tell us about ourselves what we are not aware of. I want to be a man who is always willing to lend an ear at least to those words of others.



以上のような難問に対し、受験生は、あまり時間をかけるべきでなかった。

もちろん、現在、このような難問が出題されている場合も、受験生は、あまり時間をかけない方がよいだろう。

したがって、配点が高いか低いかよりも、実際に得点をとることができるかどうかが一番大事である。

たとえ、大学入試センター試験の配点が低くても、大学入試センター試験の対策をしないと入試に失敗することが圧倒的に多いことからもそれはわかるだろう。

せっかくだから、当時の神戸大学受験生にとっての理想的な英語の対策と、今の神戸大学受験生にとっての理想的な英語の対策を載せる。




当時の神戸大学受験生にとっての理想的な英語の対策
中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、神戸大学の入試の英語の過去問を解いていく。




今の神戸大学受験生にとっての理想的な英語の対策
中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された英語の問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、大学入試センター試験の英語の過去問、神戸大学の個別試験の英語の過去問の順序で解いていく。


あとで詳しく述べるが、ここでも簡単に述べた。

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