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zoom RSS 昭和36年の広島大学受験生向けの合否の目安、就職状況など

<<   作成日時 : 2017/06/04 13:57   >>

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昭和36年の広島大学受験生向けの赤本(教学社)に載っていた広島大学の『大学案内』の『合否の目安』、『就職状況』を載せてみる。

ただし、ブログ記事であるので、入力方法を変更したところがある。




合否の目安

 配点や成績は大学当局からは公表されていないのでわからないが, 配点は, 文科系は, 英語・国語・社会が各150点, 数学・理科が各100点, 計650点満点, 理科系では英語・数学・理科が各150点, 国語・社会が各100点, 計650点満点であると推定される。

 最低点は以上の配点から推定すると, 工学部では450点, 医進課程では480点ぐらい, 政経学部は420点ぐらいではなかろうか。

就職状況

 工学部をはじめ, 政経・理の各学部は100%の完全就職。とくに工学部は卒業者数の約4倍の求人件数があり, その85%を大企業が占めている。また, 水畜産学部も100%の就職率を示しているが, 中小企業が多かったようである。教育学部は80%, 文学部は67%と続いている。





1961年(昭和36年)ごろの広島大学入試での合格最低点の目安

工学部:450点(得点率:69.2%)ぐらい(650点満点

医学進学課程:480点(得点率:73.8%)ぐらい(650点満点

政経学部:420点(得点率:64.6%)ぐらい(650点満点



このころの赤本(教学社)の売りは、合格者最低点が公表されてない大学学部学科でも、目安を載せていることがあることである。


広島大学の場合は

工学部:69.2%ぐらい

医学進学課程:73.8%ぐらい

政経学部:64.6%ぐらい

という目安がわかるようになっている。


このへんは、昭和40年代以降の赤本(教学社)や昭和50年代以降の青本(駿台文庫)にはない特徴であり、それらと比較すると受験生にとってはるかに頼りになる存在だったことがわかる。

なお、難問を解くことができなくても合格できたことがわかる。


工学部、医学進学課程、政経学部の合格者最低点の得点率の目安がそれぞれ、69.2%、73.8%、64.6%ぐらいだったので、その他の学部の合格者最低点の得点率はこれよりも低かっただろう。


つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できたことがわかる。

字数の関係で英語・数学についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する。

中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、広島大学の入試の英語の過去問を解いていく。

小学校算数・中学校数学・高校数学で使っている問題集を解き、広島大学の入試の数学の過去問を解いていく。


高校数学の場合は、次のようにするとよかっただろう。

ある分野を終えたら、その分野に該当する問題を、広島大学の過去問集の最初の所にこの問題はどの分野の問題と載っているから、それを参考にして、それを探し出し、解く。


それだけで合格できたことがわかる。


なお、現在の広島大学は、合格者最高点・合格者平均点・合格者最低点を示している。

すべて載せると字数が膨大になるので、医学部医学科 前期日程のそれのみ示しておく。






平成29年度の広島大学医学部医学科 A配点 前期日程の入試統計

合格者最高点:2471点(2700点満点。得点率:91.5%

合格者平均点:2283.5点(2700点満点。得点率:84.6%

合格者最低点:2208点(2700点満点。得点率:81.8%

大学入試センター試験の合格者最高点:862点(900点満点。得点率:95.8%

大学入試センター試験の合格者平均点:801.0点(900点満点。得点率:89.0%

大学入試センター試験の合格者最低点:735点(900点満点。得点率:81.7%

個別試験の合格者最高点:1646点(1800点満点。得点率:91.4%

個別試験の合格者平均点:1482.5点(1800点満点。得点率:82.4%

個別試験の合格者最低点:1385点(1800点満点。得点率:76.9%

大学入試センター試験:個別試験=900:1800




平成29年度の広島大学医学部医学科 B配点 前期日程の入試統計

合格者最高点:2194点(2700点満点。得点率:81.3%

合格者平均点:2116.5点(2700点満点。得点率:78.4%

合格者最低点:2060点(2700点満点。得点率:76.3%

大学入試センター試験の合格者最高点:845点(900点満点。得点率:93.9%

大学入試センター試験の合格者平均点:789.0点(900点満点。得点率:87.7%

大学入試センター試験の合格者最低点:729点(900点満点。得点率:81.0%

個別試験の合格者最高点:1410点(1800点満点。得点率:78.3%

個別試験の合格者平均点:1327.5点(1800点満点。得点率:73.8%

個別試験の合格者最低点:1239点(1800点満点。得点率:68.8%

大学入試センター試験:個別試験=900:1800




平成29年度の大学入試センター試験で得点率:85%の場合、大学入試センター試験の得点:765点になるから
A配点:2208−765=1443

B配点:2060−765=1295となり

個別試験で
A配点:1443点(得点率:80.2%

B配点:1295点(得点率:71.9%
以上とれば合格することができる。

ちなみに、個別試験の配点は次の通りである。




A配点
英語:300点(16.7%

数学:300点(16.7%

理科:1200点(66.7%

計:1800点(100%


理科重視



B配点
英語:600点(33.3%

数学:600点(33.3%

理科:600点(33.3%

計:1800点(100%


全科目均等であるが、通常、個別試験の理科は得点しやすいので、英語・数学重視といえるのではないか。



以上より、今でも、難問を解くことができなくても合格できることがわかる。

つまり、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格できることがわかる。

字数の関係で英語・数学についてだけ具体的に述べ、そのほかの科目はここでは割愛する(ただし、簡単に述べた科目もある)。

中学校・高校の英語の教科書の英文をノートに直訳して、その直訳を見ながら計算用紙に教科書の英文を復元し、そのほかに、中学校・高校で配布された英語の問題集などの教材も解き、高校で英文法の薄い教科書を授業で一通り終えたら、大学入試センター試験の英語の過去問、広島大学の個別試験の英語の過去問の順序で解いていく。

小学校算数・中学校数学・高校数学で使っている問題集を解き、大学入試センター試験の数学の過去問、広島大学の入試の数学の過去問を解いていく。


高校数学の場合は、次のようにするとよいだろう。

ある分野を終えたら、その分野に該当する問題を、大学入試センター試験の数学の過去問集、広島大学の過去問集の最初の所にこの問題はどの分野の問題と載っているから、それを参考にして、それを探し出し、解く。



大学入試センター試験があるので、現在の受験生の方が、昭和30年代の受験生よりも必要な勉強量は多くなるが、小学校・中学校・高校で学んでいることを中心にして勉強していけば合格することができる点は現在でも同様である。


ただし、大学入試センター試験では、日本史B または 世界史Bを選択し、かつ、個別試験では、物理・化学を選択し、かつ、物理・化学については、通っている高校の進路指導室などで、古い赤本(教学社)のコピーを入手し、20年分以上解いておくことが望ましい。


それだけで合格できることがわかる。


なお、数学で有名な出版社である聖文新社が出版している『広島大学 数学入試問題50年 1956〜2005 昭和31年〜平成17年)』(聖文新社)の『はしがき』には


広島大の数学の特徴は,
(@) 定理 ・ 公式やそれに準じる基本事項を問う問題 がしばしば見られること,
(A) 大部分の問題が素直で標準的であること,

さらに筑波大の問題とは対照的に
(B) 出題分野にほとんど偏りがないこと, などを挙げることができる。

 この 50年シリーズ の中で 「 北大数学 」 を 「 受験問題集として薦める 」 と述べたが,
この 「 広大数学50年 」 も同様の性格があり,
北大数学よりもさらに広範の受験生が「 ややレベルの高い教科書傍用問題集 」 として利用できるのではないかと思う。

広大受験生のみならず, 多くの受験生に是非活用して頂きたい。

と書かれていて、広島大学の入試数学は、学校での勉強を中心にして取り組めば大丈夫であることを伝えてくれている。




教科書傍用問題集を終えたら、いきなり、広島大学の個別試験の数学の過去問に取り組んでも大丈夫であるので、安心して本書の問題を解くことができます。

という内容を伝えているのだろう。

なお、この本には


◇項目・分類は,高校数学の体系的な項目立てを採用

◇分類は,問題文に現れている内容で,問題の配列は易から難へ


という特徴があるので、高校1年生や高校2年生が、既習の範囲の問題を解くときにも便利だということも伝えているのだろう。


このように、広島大学は、現在では、合格者最高点・合格者平均点・合格者最低点を示し、難問を解くことができなくても、小学校・中学校・高校の勉強を中心にしていけば合格できることを伝えているので、少なくとも大学入試に関しては、安心できる大学であることがわかる。

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