Transition

アクセスカウンタ

zoom RSS 昭和11年度 浪速高等学校の入試の英語 その6

<<   作成日時 : 2014/11/19 22:14   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

昭和11年度 浪速高等学校の入試の英語の一部を書く。

今回で、昭和11年度 浪速高等学校の入試の英語はすべて入れたことになる。


国文英訳

(5) はじめての東京見物で, 何もかも珍しかつたので, 金さへ充分持つてゐたら, 未だ二三日滞在して見物したかつたのだが。



研究】後半がSubjunctive Past Perfectになること以外に問題とする程のものはない。

はじめての』はそのまゝAdjectiveで, first (visit)としてもAdverb(又はAdverb Phrase)としてもよい。


】 As I visited Tokyo for the first time, things were all new and curious to me, and so it was my intense desire to stay there for two or three days more and do the sights, if only I had had money enough.


高等学校・専門学校・大学予科入学試験問題詳解:附・入学試験要項競争率一覧 昭和11年度』(欧文社 昭和11年)p 14に載っていたものをそのまま入力した。ただし、漢字については、現代の表記で書いた。読みやすいように一行一行離して入力した。なお、英文和訳と国文英訳を合わせて制限時間は、文科:2時間30分、理科:2時間であった。

私がつくった解説
subjunctive 仮定法の
past 過去の
perfect 完了形
adjective 形容詞
adverb 副詞
phrase 句

I felt very tired, and so went to bed at once.
とても疲れていたのでそれですぐに床についた。
So you don't love me. そういうわけで私を愛していないのですね。
I want a few more of the biscuits. そのビスケットがもう2, 3枚欲しい。
after a few more days あと数日
↑Weblio英語表現辞典

go sightseeing 観光する
go to Kyoto to see the sights 京都へ観光に行く

『新和英中辞典』(研究社。第5版第4刷 2010年11月)p388


特に断りがないところは、『新英和中辞典 第7版』(研究社。第7版第8刷 2010年1月)を参考にした。

【私がつくった和訳】(できるだけ直訳にした)
I went to Tokyo to see the sights for the first time, and so everything was new and strange to me.
So I wanted to stay there for a few more days to see the sights.
I could have done so if only I have had enough money.


なお、『高等学校・専門学校・大学予科入学試験問題詳解:附・入学試験要項競争率一覧 昭和11年度』(欧文社 昭和11年)p 95には
浪速高等学校の文科の甲に511人が志願し、乙に133人が志願し、文科の採用予定数は30人であったので、文科の競争率が21.5倍であったことと
浪速高等学校の理科の甲に230人が志願し、乙に266人が志願し、理科の採用予定数は10人であったので、理科の競争率が49.6倍であったこととと
浪速高等学校の文科と理科に合わせて1140人が志願し、文科と理科で合わせて40人が採用予定数であったので、文科と理科で合わせて、競争率が28.50倍であったことが書かれている。


また、同書p 17, 18の『昭和十一年上級学校生徒募集要項』には

浪速高等学校
公立)(所在地 大阪府豊能郡櫻井谷村柴原
創立 大正15年3月

校長名 三浦菊太郎

職員数 35名

科名及修業年限 高等科 3年

入学資格 有試 一般高校に同じ

募集人員 文科約30名。理科5名

出願資格 他の高等学校に同じ

入学者選抜試験
場所本校

試験科目及期日
【文科】
2月29日
  午前8時半ヨリ10時半迄 国語漢文
  午前11時ヨリ午後零時半迄 数学
3月1日 午前8時ヨリ10時半迄 英語
【理科】
2月29日
  午前8時半ヨリ10時半迄 数学
  午前11時ヨリ午後零時半迄 国語漢文
3月1日 午前8時ヨリ10時半迄 英語
 出願期限 自1月16日 至同月末日迄

合格者発表
 合格者氏名は3月10日過本校に於て発表す

試験場及案内 本校
 順路 大阪駅下車。阪急電車宝塚線に乗換へ約20分にて石橋下車。それより東へ約5丁。
 宿所 学校付近に下宿あり。又大阪市内に宿泊するも可。1泊1円50銭位。

入学許可者宣誓日
 3月17日午前9時当日同時刻に出頭せざる者は理由の如何を問はず入学許可を取消すべし

出願手続及検定料
一、入学志願者は出願期間中に出頭し入学志願者名票に入学検定料金5円(現金)及写真(手札形半身脱帽提出前3箇月以内に単身撮影したるものにして之を本校所定の台紙に貼付し所定の記入を為したるもの)を添へて提出し受験証票及入学検定料領収証を受領すべし
二、入学志願者名票用紙は本校より交付すべきに付出頭して之を受領するか又は郵便を以て請求すべし此郵便には返信用として自己の宿所氏名を明記し郵便切手貳銭を貼付せる封筒(郵便葉書を其儘入れ得る大きさ)を封入して差出すべし
三、入学志願者名票等を持参提出し難き者は入学志願者名票写真及返信用封筒(自己の宿所氏名を明記し郵便切手参銭を貼付せるもの)と共に入学検定料金5円(現金)を封入し出願期間中に到達する様価格表記郵便を以て浪速高等学校庶務課宛に送附すべし(郵便小為替証の郵送は拒絶す
四、前項の価格表記郵便物を受けたるときは受験証票及入学検定料領収証を交付す若し相当期間後其送付を受けざるときは其旨至急申出づべし
五、既納せる入学検定料は如何なる事由あるも之を返戻せず

科及類並に種の指定
一、入学志願者は其入学後修業せんとする科類及選択学科目に依る種別を指定すべし
指定すべき科類及種別左の如し
 文科 甲類 英語を第一外国語とするもの
     乙類 独語を第一外国語とするもの
 理科 甲類 英語を第一外国語とするもの
  (イ種)第三学年に於て数学及○×を選択学科目とするもの
  (ロ種)第三学年に於て動物及植物を選択学科目とするもの
     乙類 独語を第一外国語とするもの
  (イ種)第三学年に於て数学及○×を選択学科目とするもの
  (ロ種)第三学年に於て動物及植物を選択学科目とするもの

費用の大略 授業料大阪府内の者年67円、大阪府外の者84円、校友会費年12円、書籍学用品年50円位、卒業迄の総計約1700円

進路 京大、阪大、東大

注意事項 卒業直後の者、合格者の5割5分四修者は1割強、尋常科出身が3分の2を占めるから四修は余り入れぬ様である。10年度合格者最高得点410点、最低点は350点位、在学中の成績は入試に当つて参考に供せられる。


と書かれていた。なお、漢字は現代の漢字にしたところがあるし、数字は算用数字で書いたところがある。つぶれていて読めない漢字は記号で入力した。

ちなみに、同書p 16には、台北高等学校の募集要項もありその注意事項に
大体得点6割以上あれば入れる。

と書かれていた。なお、漢字は現代の漢字にしたところがあるし、数字は算用数字で書いたところがある。

したがって、もともとの得点は600点ぐらいではないか。

600点の6割は360点である。

仮に600点だとすると
1935年度(昭和10年度)の浪速高等学校の大体の合格者最高得点:410点(得点率:約68.3%
1935年度(昭和10年度)の浪速高等学校の大体の合格者最低得点:350点(得点率:約58.3%
となる。


ちなみに、同書のうしろに、『英文標準問題精講 付出典解説 第15版』(原仙作先生著。278ページ。欧文社)の広告が載っていたが、その定価は1円であり、送料は8銭だった。

現在の『英文標準問題精講 新装5訂版』(原仙作。旺文社。323ページ。1999/9/29)の価格は950円だから、この本の価格で計算すると、950倍に上がったことがわかる。

昔は、辞書・受験の本・高等学校で使う教科書は非常に高価だったことがわかる。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
昭和11年度 浪速高等学校の入試の英語 その6 Transition/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる