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zoom RSS 昭和37年度室蘭工業大学の入試問題の下線部の英文和訳問題

<<   作成日時 : 2013/07/07 20:43   >>

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昭和37年度室蘭工業大学の入試問題の下線部の英文和訳問題を載せる。


A characteristic of American culture that has become almost a tradition is the glorification of the self-made man - the man who has risen to the top through his own efforts, usually beginning by working with his hands. (1) While the leader in business or industry or the college professor occupies a higher social position and commands greater respect in the community than the common laborer or even the skilled factory worker, he may take pains to point out that his father started life in America as a farm hand or a worker of some sort.

Most of the people who settled the United States were poor. The country they came to was a wilderness. Land had to be cleared of trees in order to make farms; mines had to be developed; houses, shops and public buildings had to be built. Everyone had to help build them. Mannual labor was highly valued. Later it was the man who worked with his head to achieve success in business and industry who was looked up to. (2) Now there is in America a curious combination of pride in having risen to a position where it is no longer necessary to depend on manual labor for a living and genuine delight in what one is able to accomplish with his hands.

【解答】
(1) 実務とか生産業における指導者とか大学教授とかは, ふつうの労働者あるいは工場の熟練工よりも高い社会的地位を占め, その地域社会においてより一層の尊敬をあつめるけれども, その人は, 自分の父親はアメリカにおいて作男あるいは労働者として世渡りをはじめたのだということに注意をむけさせるようにつとめるかもしれない。
(2) いまやアメリカには生計を手仕事にたよるということがもはや必要がない地位にまでのぼったということの誇りと, 自分の手をつかってなしとげることができるという真のよろこびとの妙な結びつきというものがある。
 

↑問題と【解答】は、国立国会図書館にあった本をそのまま載せた。ただし、何という本であったかはあいにく記録し忘れた。

【全訳】
ほとんど1つの伝統になってしまったアメリカの文化の1つの特徴は 自力で出世した男ーたいてい 彼の両手で働くことによって始め、彼自身の努力を通して 頂点までのぼってしまった男の称賛である。商業や工業や大学教授の指導者は 普通の労働者や 熟練の工場労働者でさえよりも その共同体の中で より高い社会的地位を占め そして より大きい尊敬を集めるが、彼は 彼の父が アメリカでの生活を 農場労働者や ある種の労働者として 始めたことを指摘することを努力するかもしれない。
 アメリカ合衆国に入植した人々の大半は貧しかった。彼らが来た国は荒れ地だった。土地は 農場を作るために木々を伐採されなければならなかった;鉱山は開発されなければならなかった;家、店、公共の建物は建設されなければならなかった。だれもがそれらを建設するのを手伝わなければならなかった。肉体労働は高く評価された。のちに 尊敬されたのは 商業と工業で成功をなしとげるために 自分の頭で働いた男だった。今 アメリカにはもはや生活のために肉体労働にたよる必要がない地位にまでのぼってしまったことの自尊心と 自分の手でなしとげることができるものの本当の喜びの奇妙な結合がある。   

↑私が直訳に近い形で訳したもの。

【解説】
characteristic 【通例複数形で】特質。特色。特徴。
the physical characteristics of 〜 〜の身体的特徴
↑A characteristic of American culture that has become almost a tradition is the glorification of the self-made man - the man who has risen to the top through his own efforts, usually beginning by working with his hands.は悪文である。通例複数形を使うのにa characteristicとなっているからである。
glorification 栄光をたたえること。賛美。称賛すること。称賛されること。
self-made 自己の力で成功した
a self-made man 自力で出世した男
hand 手。手を使う人。
usually beginning by working with his handsは、この英文だけから考えると「たいてい 彼の労働者たちといっしょに働くことによって始めながら」と訳してもよい。しかし、文脈から考えて、上のように和訳した方がよい。
business 商売。ビジネス。商業。
industry 産業。工業。製造業。
While I admit that the task is difficult, I don't think that it's impossible.
その仕事の困難なのは認めるが、不可能とは思わない。
command 集める
He commanded much respect for his honesty. 彼は正直なため 非常な尊敬を集めた。
pains 骨折り。苦労。
He did not take great pains. 彼はあまり努力しなかった。
sort 種類
problems of this sort この種の問題
She pointed out the shop to me. 彼女はその店を指で私に示した。
Point out any errors to me. 誤りがあったら何なりと指摘してください。
wilderness 荒れ地
Let's clear the road of snow. 雪に関して道路をきれいにしましょう。→ 道路から雪を取り除きましょう。
↑辞書を参考にして私がつくった例文
I helped my father (to) water the crops. 父が作物に水をやるのを手伝います。
((用法:helpの後に原形不定詞を用いるのは米国に多く to不定詞を用いるのは英国に多いが、口語では米国・英国とも原形不定詞を用いるのが一般的))
manual labor 手仕事。肉体労働。
a manual worker 肉体労働者。
value 評価する
It was he who broke the windowpane. 窓ガラスを割ったのは彼だった。
Later it was the man who worked with his head to achieve success in business and industry who was looked up to.では2番目のwhoが強調構文のwhoである。
curious 好奇心をそそるような。珍しい。
That's curious! それは奇妙だ。
curious to say 妙な話だが。不思議なことに。

↑私がつくったもの。特に出典を書いていないものは『新英和中辞典 第7版第2刷』(研究社。2003年5月)を参照した。

この英文は、室蘭工業大学だけでなく、埼玉医大・大阪府立大・航空大学校・早稲田大学ー商・桐朋学園大・関東学院大ー工・千葉商大・藤女大・愛知学院大ー商・追手門学院大ー経で出題されていたそうである。
↑『英文標準問題精講』(旺文社・原仙作。中原道喜。5訂版発行 1991年3月1日。重版発行 2003年)p 236

なお、『英文標準問題精講』(旺文社・原仙作。中原道喜。5訂版発行 1991年3月1日。重版発行 2003年)p 236に載っていた出題校の順序は
埼玉医大、大阪府大、航空大学校、早大ー商、桐朋学園大、関東学院大ー工、室蘭工大、千葉商大、藤女大、愛知学院大ー商、追手門学院大ー経

である。

ただし、昔(昭和30年代など)は、同じ英文があちこちの大学で使い回されていたが、最近ではそのようなことはない。
したがって、昔、使い回されていた英文だからという理由で、今の大学受験生がこの英文を和訳する必要はない。
もっとも、こういう英文を和訳することが趣味であり、他の受験勉強に支障がないように、余暇の時間で和訳するのならば、問題はない。
その場合でも、大学受験生は
A characteristic of American culture that has become almost a tradition is the glorification of the self-made man - the man who has risen to the top through his own efforts, usually beginning by working with his hands.
を和訳しようとしない方がよい。
そうするとcharacteristicは通例、複数形で、「特質。特色。特徴」の意味であることを覚えられなくなる危険性があるからである。

ちなみに、この英文の出典は
G.G. DOTY & J. ROSS, Language and Life in the U.S.A. である。







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