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zoom RSS 昭和36年度日本女子大学の入試問題の下線部の英文和訳問題

<<   作成日時 : 2013/05/27 18:12   >>

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昭和36年度日本女子大学の入試問題の下線部の英文和訳問題を載せる。


Discussion should be preferred in clubs and in classrooms lectures and teaching. (1) Imparting information may increase the store of factual knowledge, but it does not develop the intellect to the same extent as does active attack on a problem. Nor is it possible to reach the same degree of clarification by passive receptivity as through discussion. (2) Discussion challenges the participants and stimulates thought; it is an intercommunication of minds functioning objectively, rationally, and tolerantly. Discussion need not have definite form or outlined procedure. (3) The process is as unexpected as the final result may be, for the contribution at any point in a discussion from participants in it is as different as their personalities.

【解答】
(1) 知識の授与は事実に関する知識の量を増すかもしれないが, 問題と積極的に取り組むことと同じ程度には悟性を高めはしないのである。
(2) 討議は参加する者にいどみ, 思考を刺激する。それは客観的, 合理的に, そして寛容に活動する精神が相互に通じ合うことである。
(3) その手順は結果と同じように予想できないものである。というのはそれに加わる者が討議のどこかでなす貢献はその人たちの性格同様に種々様々なものであるから。
 

↑問題と【解答】は、国立国会図書館にあった本をそのまま載せた。ただし、何という本であったかはあいにく記録し忘れた。

【全訳】
 議論はクラブと教室内で 講義と 教えることに 好まれるべきだ。知識を授けることは事実の知識の貯蔵を増やすかもしれないがそれは問題への積極的な取り組みと同じ程度にまでは 知性を発達させない。受動的な受容性によって 議論を通してと同じ程度の説明に到達することもまた不可能である。 議論は参加者にいどむ そして 思考を刺激する;それは客観的に、合理的に、そして寛容に機能する 心の相互の意思伝達である。議論ははっきりとした形態や 概説された手順を必要としない。その過程は 最終的な結果がどうなるのかと同じくらい予期されない、というのも 議論の中での参加者からの 議論の中でのいかなる時点での貢献も 彼らの性格と同じように異なっているからである。 

↑私が直訳に近い形で訳したもの。

【解説】
lecture 講義。講演。レクチャー。
give a lecture on literature 文学の講義をする
impart 分け与える。授ける。
factual 事実の
attack 攻撃。開始。着手。
He began a furious attack on his backlog of work. 彼は 彼の残務に猛烈に取りかかった。
↑例文は、辞書を参考にして、私がつくったもの。
Swimming will develop many different muscles. 水泳は体のいろいろな筋肉を発達させる。
clarification 浄化。説明。解明。
The press asked for a clarification of his position. 報道陣は彼の立場について説明を求めた。
receptivity 受容性。感受性。
passive 受動性の。受身の。
intercommunication 相互の交通。交際。連絡。
outline 概説する。
I outlined the plan. その計画の大要を述べた。
procedure 手続き。手順。
contribution 貢献
point 点。時点。瞬間。
At this point she brust out crying. この瞬間彼女はわっと泣き出した。

↑私がつくったもの。特に出典を書いていないものは『新英和中辞典 第7版第2刷』(研究社。2003年5月)を参照した。

念のために書くが、知識がほとんどない状態で、議論しても時間の無駄である。
したがって、小学校〜高校では、知識を教えることに時間を使った方がよい。

なお、1970年代〜1990年代には、米国の小学校では、議論がよく行われていた。

そして、米国の小学校の学習レベルが低いと言われていた。


 
小学校の学習レベルでは日本のほうがかなり進歩しているというのが定説となっているが、学力レベルを最重視する日本と、小学校あたりではあまり学力レベルを気にしないアメリカとの社会的風土の差も影響していると思う。

 今日、ニューヨーク近郊には日本の企業の駐在員が多数、家族とともに住んでいるが、アメリカの小学校の学力レベルが低いからといって、全日制の日本人小学校が1校だけ1975年ごろに設立されたのだった。

 土曜日には、半日制の日本の国語の授業が日本人の子女のために、各所で行われているが、さらに、大手の学習塾もニューヨーク近郊に進出し、日本人の子どもたちの塾通いがニューヨークでも見られている。

 このように、アメリカの小学校は日本に比して学力レベルは低いものの、概して個人指導が行きとどいており、よりプラクティカルな対応をしていると評価する向きもある。そして、何よりも、小学校の生活を楽しいものにしようと工夫しているように感じられる。

 アメリカでは、小学校の段階で、知識を習得させることにあせるよりも、現場見学、課題学習、ディスカッションなどをやらせたほうがよいという考え方が多数派なのだが、アメリカの教育事情を視察した日本人たちのなかには、アメリカの小学生たちの学力レベルが低いから、灘高型の教え込み方式を取ることが不可能なのだと見なす人もある。

 私の3人の子どもたちが小学校や幼稚園に通ったのは、アメリカでも指おりの所得水準が高いとされる地域だった。

↑『世界から見た灘高型受験教育』(一本松幹雄。平成10年1月20日初版発行。教育開発研究所) p 154, 155
↑漢数字を算用数字に直した箇所がある。一本松幹雄氏の子どもたちがアメリカの小学校に通学したのは1970年代の前半であり、次女がアメリカの高校に通ったのは1980年代の半ばであることがこの本のp 169に書かれている。

また、1980年代の半ば、米国のニューヨーク州きっての公立の進学高校と言われるスカースデール高校は、日本の灘高校のような有名進学校と比較して、麻薬の服用や行き過ぎが懸念される男女関係などが噂されていて、乱れていたらしい。

 
私の次女が通ったスカースデール高校も、ニューヨーク郊外の富裕なアメリカ人たちが住む地域にある公立の名門進学校で、日本の有名進学校ほどではないが、ほとんどの生徒が大学進学を目指している。ニューヨーク州ではSATなど全国的な共通進学テストのほかに、州独自の進学適正テストもあり、スカースデール高校では、これらの進学テストへの対応をはかるコースもかなり多く用意されていた。

 ニューヨーク州きっての公立の進学高校と言われるこの高校でも、生徒たちによる麻薬の服用や行き過ぎなどが懸念される男女関係などが噂されていた

 このようにアメリカの高校では日本の灘高のような有名進学校に比して、乱れている面があるのだが、生徒たちの明るさ、快活さ、日本の教育では評価されないかもしれないが、ある種のヴァイタリティを有する生徒が多い点は長所かもしれない。

↑『世界から見た灘高型受験教育』(一本松幹雄。平成10年1月20日初版発行。教育開発研究所) p 173, 174

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