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zoom RSS 昭和37年度東京外国語大学2次試験の入試問題の下線部の英文和訳問題

<<   作成日時 : 2013/05/12 20:33   >>

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昭和37年度東京外国語大学2次試験の入試問題の下線部の英文和訳問題を載せる。


(1) The steadiness of English society, a necessary consequence of aristocratic institutions and habits, makes the English generally reserved and not easily excitable. The same cause gives stability to their views and inclinations. They are slow to promise, but you can depend upon them, they generally keep their word. It is difficult to get an English friend, but he remains a friend for life. The American character is more amiable, frank, anxious to oblige, and ready to make friends. (2) In the fullness of their heart, Americans generally promise more than they keep. Easily excited, they are not seldom deceived by their impressions, which, therefore, are often only transient.

【解答】
(1) イギリス社会の安定性(それは貴族的制度, 習慣の, 必然的結果であるが)のために, イギリス人は, 一般に感情を抑え, 容易なことに興奮性なところを見せない。同じ原因のために, 彼らの見解, 傾向は安定性を帯びている。
(2) 心が善意にみちているためにアメリカ人は一般に守れぬ約束までする。たあいもなく興奮するので, 受けた印象のため誤りをおかさぬことがめったにないほどである。それ故, アメリカ人の受けた印象というのは, しばしば一時的なものに過ぎない。
 

↑問題と【解答】は、国立国会図書館にあった本をそのまま載せた。ただし、何という本であったかはあいにく記録し忘れた。

【全訳】
(1) イギリス社会の安定性は、貴族的な制度と習慣の必然的結果であるが、イギリス人を一般的に遠慮した かつ 容易に興奮しやすくない状態にする。同じ原因は彼らの見解と傾向に安定性を与える。(→イギリス社会の安定性(それは貴族的制度, 習慣の, 必然的結果であるが)のために, イギリス人は, 一般に感情を抑え, 容易なことに興奮性なところを見せない。同じ原因のために, 彼らの見解, 傾向は安定性を帯びている。) 彼らはなかなか約束をしようとしない、しかしあなたは彼らに頼ることができる、彼らは一般的に約束を守る。イギリス人の友人を得ることは難しい、しかし彼は一生 友人のままでいる。 アメリカ人の性格はもっと愛想がよく、率直で、親切にすることを切望して、そしていつでも喜んで友人になろうとする。 (2) 彼らの心の十分さで、アメリカ人は一般的に彼らが守ることができる以上の約束をする。容易に興奮するので 彼らは めったに彼らの印象、それゆえに、それはしばしば一時的なものにすぎないが、によって だまされない。(→心が善意にみちているためにアメリカ人は一般に守れぬ約束までする。たあいもなく興奮するので, 受けた印象のため誤りをおかさぬことがめったにないほどである。それ故, アメリカ人の受けた印象というのは, しばしば一時的なものに過ぎない。) 


↑私が直訳に近い形で訳したもの。

【解説】
steady しっかり固定した。ぐらつかない。安定した。
Hold the ladder steady. ぐらつかないようにこのはしごを押さえてくれ。
steadiness 安定性
aristocratic 貴族的な。貴族の。
institution 制度
necessary 必要な。必然の。避けがたい。
reserved 遠慮した。打ち解けない。無口な。よそよそしい。内気な。
excitable 激しやすい。興奮しやすい。
view 意見。見解。  imprudent 軽率な
In my view, she was imprudent. 私の考えでは、彼女は軽率だったと思う。
inclination 傾向
He has an inclination for hard work. 彼は一生懸命働くたちである。
slow ゆっくりした
He was slow to admit his mistakes. 彼はなかなか自分の間違いを認めようとしなかった。
character 性格 the American character アメリカ人の国民性
amiable 愛想のよい an amiable manner 愛想のよい態度  manner 態度。方法。行儀。作法。
oblige 義務を負わせる。親切にする。 oblige an old lady 老婦人に親切にする
anxious 切望して
I was anxious to put her at ease. 私は彼女を安心させたいと思った。
ease 楽。安楽。   at ease 気楽に。くつろいで。
ready 準備ができて。いつでも喜んで〜して。
She is always ready to help people in trouble. 彼女は困っている人にはいつも喜んで手を貸す。
transient 一時の。  a transient emotion 一時的な感情
impression 印象 visual impression 視覚的印象


↑私がつくったもの。特に出典を書いていないものは『新英和中辞典 第7版第2刷』(研究社。2003年5月)を参照した。

昭和37年度には、東京外国語大学の2次試験があったことがわかる。

おそらく、昭和37年度の東京外国語大学の入試には、1次試験・2次試験があったのだろう。

ただし、昭和54年(1979年)に共通一次試験が始まるが、昭和53年度の大学入試で1次試験・2次試験があったのは、東京大学と一橋大学だけである。


 
今までの大学入試で、学力テストを、一次と二次とに、ハッキリと二分して行っていたのは、東大と一橋大学の二大学だけである。

例年、3月3日が一次試験で6日発表、そして、一次合格者だけが8日の二次の受験資格を与えられる。

すなわち、一次試験は、俗に言う“足切りテスト”であった。

 東大の場合は、一次試験は、まったくの“足切りテスト”で、一定数の一次合格者を発表した後は、その成績は、一切、顧慮されない。

合否の決定は二次試験の成績だけでなされる。

一次試験の“足切り”は、だいたい、募集人員の3倍弱のところで線を引く。

各学部の志願者数は、おおむね4倍から5倍だから、受験生の軽く半数以上が一次試験の合格者になる勘定である。

単純計算をすれば、一次の合格確率は5分の3以上である。

 一方、二次試験では、一次が定員の約3倍の足切りだったために、その合格確率は約3分の1、倍率は明らかに二次試験の方がむずかしい。

誰が考えても、東大受験者にとっては、二次試験のほうがはるかにきびしいものと感じられるはずである。

 ところが、あにはからんや、すべての東大受験生が、
二次試験より一次試験のほうが、はるかにむずかしかった
と言う。

受験者心理というのは妙なもの、一次の前日は、夜も眠れなかったというものが多い。

新橋第一ホテルに泊まっていた受験生が、一次試験の前の晩、どうしても眠れず、真夜中に起きだして、いつの間にか本郷の赤門前まで歩いていき、警察官に誰何されて、ホテルまで送りとどけてもらったという話(これは実話で、彼は東大に無事入学、優秀な成績で公務員上級試験合格、現在、建設省の役人である)まであるくらいだ。

 東大合格者はみな言う。
そりぁ、一次がこわかった

 一方、一橋大学では、一次の成績が二次試験の成績に加味される。

罪なことに、故意か偶然か3月3日の一次試験では、東大と一橋のかけ持ち受験ができるようになっていた。

午前中 東大を受験して、午後 一橋を受験する。

または、午前中 一橋で、午後 東大というふうに、両大学の受験が可能であった。

だから、3月6日の一次発表で、東大、一橋、両方に合格していたときには大混乱が起こる。

当然、私の教え子などの大阪出身者が、東大、一橋両方の一次に合格したとなると大変だ。

まず大阪の両親が、すべてを捨てて、息子の宿まで、すっ飛んでくる。

そして6日、7日は、連夜の鳩首会議。

二次試験には、かけもち受験は不可能なのだから、東大か一橋か、どちらか一方の合格を捨てねばならぬ。

↑『キミも医学部に行ける』(入江伸。祥伝社。昭和54年2月5日初版第1刷発行。平成10年3月20日第14刷発行)p 103, 104, 105
数字は算用数字にした箇所がある。読みやすいように、改行を変更した。

http://supplementary.at.webry.info/201311/article_1.html
も参照。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
昭和53年度の東京外国語大学を受験しました。次年度から共通一次が始まるので‘後がない53年入試’と言われていました。1次試験は本郷の東京大学で
受験、英語のみだった記憶があります。この段階で足切りが行われました。
2次試験は、英語・数学(数UB)・国語・世界史の4科目でした。
TAK
2013/09/26 13:29
私は昭和53年度、共通一次試験が始まる前の年、国立2期校の時代にイタリア語学科を受験しました。大学独自の1次試験は本郷の東京大学で行われ、定員の4倍位で足切りが行われました。受験科目は英語のみだったと記憶しています。2次試験は西ヶ原の校舎で、英語・数学UB・国語・世界史の4科目が全員必須でした。
TAK
2014/01/09 11:37
http://oykot30.web.fc2.com/bunshu/16koiwa/todai30exam.htm
(文字化けしたらテキストエンコーディングをShift JIS に)
昭和30年東大理一受験者の思い出

>この年は,それまで実施されていた全国一斉の進学適性検査が廃止されたため
>東大,一橋大,東外大の三校は「第一次試験」を行うことになった.
アイフル
2014/11/07 08:45

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