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zoom RSS 昭和32年頃の気象など その4(台風来ているのに夜中、沖でヨットで遊んで5名絶望)

<<   作成日時 : 2008/03/17 17:07   >>

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サンケイ(←今の産経新聞) 大阪版 夕刊 昭和32年1957年)8月20日火曜日 4版 3面

台風 7号

衰えながら 北上

九州全域 厳重警戒 続く


 
台風7号は 20日 午後、熊本県 天草 西方 海上 250 `の 海上に 達した。

このまま ノロノロ 北上し 北九州に 接近する おそれも あるが

勢力は 衰えはじめているので

致命的な 被害は 避けられる 見通しが 強く なった。

しかし 西日本 各地は 21日 朝まで 風雨が 続き

海岸地方は 早朝の 満潮時の 高潮が 警戒される。



圏内、まる 1日 長びく

西日本 西部 出水、山崩れの 恐れ

被害状況 20日正午現在

【福岡県】

家屋全壊 1

船舶沈没 1

非住家損害 1

通信施設 2

被災者概数 3

被災世帯数 1


【大分県】

家屋半壊 8

床下浸水 3

水田冠水 12

畑冠水 11

道路損壊 8

堤防決壊 1

山()くずれ 9

非住家損害 10

通信施設 318



【鹿児島県】

負傷者 2

家屋全壊 12

家屋半壊 37

床上浸水 25

床下浸水 120

水田流出埋没 30

水田冠水 112

畑冠水 30

道路損壊 15

橋流出 1

堤防決壊 7

山()くずれ 3

船舶沈没 1

船舶流出 2

船舶破損 26

非住家損害 103

通信施設 18

被災者概数 372

被災世帯数 75



【熊本県】

家屋全壊 1

橋流出 1

山()くずれ 3

通信施設 8

被災者概数 4

被災世帯数 1



【宮崎県】

死者 1

負傷者 1

行方不明 2

家屋全壊 2

家屋半壊 1

家屋流出 1

床上浸水 27

床下浸水 225

水田冠水 1154

畑冠水 227

道路損壊 44

橋流出 2

堤防決壊 5

山()くずれ 21

船舶沈没 2

非住家損害 42

通信施設 49

被災者概数 144

被災世帯数 34



【高知県】

床下浸水 30

水田流出埋没 1

水田冠水 641

畑冠水 68

道路損壊 10

堤防決壊 1

山()くずれ 5

船舶沈没 1

船舶破損 4

非住家損害 3

被災者概数 17

被災世帯数 42



↑ 表は、ブログへの入力の都合上、若干、形式を変更した


【福岡】

九州全域は 暴風雨圏内に ありながら

福岡、長崎、熊本などでは

20日 朝、晴れ間が のぞくなど ちょっと 肩すかし。


しかし

鹿児島、宮崎、大分では 依然 20 b 近い 暴風雨が 荒れ狂い、

また

午前 9時までに 山間部の 雨量も 200 _から 560 _に 達し、

家屋の 倒壊 山、ガケ崩れなど

南九州の 被害は 増大している。


台風の 北上と ともに

同日 昼すぎから 佐賀、長崎、熊本 地方でも 荒れはじめる 見込みで

夕方の 満潮と 重なって 海岸地帯では 高潮の おそれも あり、

引続き 九州全域とも 厳重な 警戒態勢を しいて いる。


 大阪 管区 気象台 20日 午前 10時の 観測に よると

台風 7号は 同日 正午 現在、女島付近(北緯 31度 55分、東経 127度 55分)に あり、

中心 示度は 945 _バールと 一般に 衰えたが、

最大風速 50 b(←原文では、「五十〇b」と書いてあったが、こう解釈した)、400 `以内は 25 b以上の 暴風雨で

依然 A級。


毎時 24 `の 速さで ゆっくり 北に 進んで いる。


 今後の 台風の 進路に ついて

同台では

このまま 北上し、21日 朝 6時ごろ、朝鮮 南 沖に 達し、

その後 朝鮮 南部に 向う ものと みて いる。


 このため

九州、中国と 四国の 西部地方は

21日 昼ごろまで 台風圏内に 入る。


近畿地方には 直接 影響は ないが、

20日 夜から 21日に かけて 雨風が 強くなり、

陸上で 10 b、海上で 15 bと なろう。


 台風が スピードを 落した 原因に ついて 同台では

19日 夜から 20日に かけて、

ちょうど 高層の 無風地帯に さしかかったため

スピードの 落ちたものと 思われる。

本土を おおっている 太平洋 高気圧は 依然 勢力が 強く、

さらに 西に はり出している 台風は、

この 高気圧の へりに そって 大きな カーブを えがき、

次第に 向きを 北東に 転じ、

南鮮を 通って 日本海 西部に 向うと 思われる。


と いっており、

台風の コース そのものは 最初の 予想と 大した 狂いは ないが、

スピードが 非常に 落ちたため、

西日本 西部では 台風圏内に おかれる 時間が

まる 1日 長くなったため、

出水や 山くずれなどが 心配されて いる。


関門航路など運休

【広島】

広鉄局は

瀬戸内海が荒れ模様となったので、

関門航路は

20日午前6時18分下関発の初便から、

また

仁堀航路(呉市仁方ー松山市堀江)は

同7時35分仁方発初便から

それぞれ運行を中止した。


各地の雨量

【福岡】

福岡管区気象台の調べによると

20日午前6時までの

九州各地の雨量は

つぎのとおり。(単位ミリ

福岡 53

長崎 25

熊本 9

大分 32

宮崎 127

鹿児島 63

富江 43

種子島 86

屋久島 351

阿蘇 140

市房山(熊本県) 520

白髪 282


豪雨で山崩れ

【和歌山】

19日午後2時ごろ

和歌山県東牟婁郡熊野川町尾頭炭坑付近で

豪雨のため山崩れがあり、

約100貫くらいの大石が

国道新宮ー大和高田線に転落、通行不能となり、

20日午前10時からダイナマイトによる撤去作業を行っている。


また

19日夜

和歌山市青岸の坪海岸で

高波のため

高さ10b、幅6bにわたって堤防が崩壊

同海岸の荒浜埋立地でも150b崩れた。


宮崎で680ミリ

南九州 山間部に集中豪雨

【宮崎・鹿児島】

台風7号は南九州山間地帯に集中豪雨をもたらし

宮崎県山間部では

20日正午までに

680_を記録

このため

五ヵ瀬川、球磨川などが増水

家屋、船舶、通信網の被害が続出した。


五ヵ瀬川、耳川、一ツ瀬川、大淀川などは

警戒水域を突破

宮崎ー延岡間の一級国道は1bも冠水

各地の道路は寸断

家屋の浸水が続出

県下で5160名が避難

山間部 東臼杵郡 椎葉村が孤立したほか

東、西臼杵地方はほとんど交通が途絶した。




ヨットの 5名 絶望

姫路沖で高波


【姫路】

19日午後9時ごろ

姫路市 白浜甲 貸ボート屋 T井 S雄さん(45歳男性)が

午後7時ごろ ヨットで沖に出た 5人連れの 男が 帰らない。


と 飾磨署に届出た。


同署 警備艇 “あさなぎ”が 出動、

20日朝も 引続き 白浜沖を 捜索しているが

台風 7号の 影響で 波が 高く 絶望視されている。


5人は

いずれも 21, 2歳、

海水パンツ姿で

遺留品はなく

身元不明。


伊東 五管本部 警備課長の 話

 まだ 報告を きいていないが、

夜間の貸出しは 厳重に禁止を 申渡してあり、

とくに

台風7号の接近で 海上が 荒れていることは

よく 知っているはずだから、

ボート屋は もちろん、

乗った本人も全く無謀なことだ。






↑ 著作権の保護期間が満了しているので、転載自由とする。大阪府立中央図書館で入手したもの。実名はぼかした箇所がある。改行・句読点など、変更した箇所がある。

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