マスコミ報道に影響されて少年犯罪発生?(昭和11年)
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作成日時 : 2007/03/26 12:17
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私が書いたブログ記事である
http://supplementary.at.webry.info/200701/article_4.html
に
せっかくだから、マスコミ報道に影響されて犯罪をした疑いのある事例を転載自由のサイトである
http://kangaeru.s59.xrea.com/senzen.htm
から、下記に転載する。
※年齢表記は数え年のため満年齢にすると1〜2歳低くなる※
昭和11年(1936).4.24〔17歳(満15〜16歳)が銀行強盗〕
愛知県名古屋市の百五銀行で、少年(17)が押し入り出納係を空気銃で脅して事務室から現金2百円をわしづかみにして逃走したが、すぐに逮捕された。前日に発生した男女アベックギャングの銀行強盗に刺激されて、この朝に銃を買って実行したもの。
と書いたが、刺激された事件は銀行強盗ではなかったようである。ただ、マスコミ報道に刺激されて、少年犯罪を起こした可能性は高い。下記新聞記事参照。なお、下記の大阪朝日新聞は京都府立図書館で紙にコピーしたものを手入力したものであり、東京朝日新聞は、大阪府立中央図書館で紙にコピーしたものを手入力したものである。また、原文では、実名、詳細な住所などが書かれているものがあったが、プライバシー保護のため、省略したり、ぼかしたりしたところがある。ただ、仮名については、新聞記事に載っていたものをそのまま入力した。また、年齢表記は数え年のため満年齢にすると1〜2歳低くなる。
大阪朝日新聞 昭和11年(1936年)4月24日 金曜日 第四版 2面
白昼、銀行へ 拉し 五千円を 強奪す 丸髷の 女連れで 素封家へ 名古屋の 怪ギャング
23日 午前 11時ごろ 名古屋市 中区 伝馬町 資産家 洗濯石鹸製造業 ◇谷 N朗 氏 方へ 年齢 40歳ぐらいの 洋服姿 中折帽の 男が 27, 8歳 丸髷の 女を 連れて 訪れ、出て来た 若主人 H 朗 氏(25年)に いきなり ピストルを 突き付け
「俺は 神兵隊の 者だ、資金に するから 三万円 借用したい」
と 脅迫、無理やりに H朗氏を 同区 御幸本町 愛知銀行 本店に 同行し ◇谷 N朗 名義の 特別当座預金から 金 五千円を 引き出させた。一方、◇谷家へは 丸髷の 女が 居残り 袂に ピストルの ある 風を 装って 女中 4人と 娘 Yさん(22年)など 女ばかり 6人を 一間に 監禁し、銀行から 帰った 洋服男と ともに 件の 五千円を 取り 逃走した。届出に より 県 刑事課では 各警察署に 手配すると ともに 非常線を 張ったが まだ 犯人の 索線が ない、なお 右事件に ついては ◇谷家は 資金提供に 狙われるような 家では なく、また 事件発生が 午前 11時で 預金引出が 午後 1時ごろなので 時間的に 開きが あり、丸髷の 女も 介在しているので 或は 何らか 事情が伏在しているのでは ないかとも いわれ長△ 刑事課長 一行は この 難事件の 真相究明に ついて 引続き 捜査を 進めて いる。
愛知銀行 本店 談
午後 1時ごろでしょう 伝馬町の ◇谷 N朗さん 名義で 特別当座預金 五千円を 出納口 四番から 引出して いった 人が あります。多分 通帳と 印鑑を 強要して 来た ものでしょうが こちらでは 何とも 思わず 支払いました。とんでもないことに なった もの です。兎も角 領収書は こちらに あります。 (名古屋)
大阪朝日新聞 昭和11年(1936年)4月25日 土曜日 第四版 2面
名古屋に また 少年ギャング 銀行で 空気銃を つきつけ 現金 二百円を 鷲掴み
名古屋市 西区 伝馬町 ギャング事件で 街の 話題を そそって いる 折柄 24日 午後 1時半ごろ 名古屋市 中区 岩井町 第百五銀行 岩井支店へ 年齢 17, 8歳の 少年が 乗り込み 空気銃を 突き付け 現金出納口の 前に 立って
「金を 出せ」
と 脅迫し、行員が 阻止するや 出納台に よじ登り 出納係の 前に 積んで あった 現金 五円札、一円札など 取り混ぜ 二百円を 鷲掴みに して 逃走した。行員を 始め 付近に いた 門前署員、交通巡査ら 追跡 二町 離れた 金仙寺境内で 逮捕し 取調べ中で あるが、右は 三重県 三重郡 生れ 当時 名古屋市 中区 K方 津木正光 ― 仮名 ― (17年)(満15〜16歳)で 23日 発生した 伝馬町 ギャング事件に 刺激を うけ 空気銃を 買求め その 足で 第百五銀行支店を 襲った ことを 自供した(名古屋)
以上の事件の時系列を簡単にまとめる。
4月 23日 午前 11時ごろ:伝馬町 資産家 洗濯 石鹸 製造業 ◇谷 N朗 氏 方へ、ギャングが 押し入る。
4月 23日午後 1時ごろ:銀行で 五千円、引出される。銀行員は 何とも 思わず 支払った。
→街の 話題を そそって いる。少年は、上記 伝馬町 ギャング事件に 刺激を 受け、銀行強盗の 準備を する。
4月 24日 午後 1時半ごろ:少年の 銀行 強盗 事件 発生。
以上の経過から、少年は、マスコミ報道に刺激されて、銀行強盗をした可能性が高い。もっとも、読者の中には、伝馬町ギャング事件を直接、少年が目撃したのではないかと思うものもいるかもしれない。しかし、伝馬町ギャング事件では、銀行員は、事件発生に気づかずに、五千円を支払っているのである。したがって、伝馬町ギャング事件発生時に、野次馬はいなかったはずであり、少年が、伝馬町ギャング事件を直接、目撃した可能性は、確率から考えると、極めて低い。それに、少年が、伝馬町ギャング事件の目撃者であったら、そういう事実を新聞のどこかで報道するような気がする。したがって、少年は、マスコミ報道か、または、マスコミ報道で伝馬町ギャング事件が人々の噂になったことに刺激されて、銀行強盗をしたと考えるのが自然であろう。もちろん、上記新聞記事では、
何らか事情が伏在しているのではないかともいわれ
と事件の発生はなく、狂言とも読みとれるようになっているが、少年はそこまで細かく読まなかった可能性がある(←銀行強盗をするような不良少年が、新聞を細かく全文、読み込むのは不自然であるので)。あるいは、ラジオ放送か、マスコミ報道による噂で、簡略化された形で、伝馬町ギャング事件を聞いたのかもしれない。
いずれにせよ、少年は、マスコミ報道に刺激されて、銀行強盗をした可能性が高い。
ちなみに、同じ紙面には、次の新聞記事も載っていた。
大阪朝日新聞 昭和11年(1936年)4月25日 土曜日 第四版 2面
女装の 弁天小僧か 丸髷 ギャングの 指紋も 現る 検挙 近しと 検事の 確信
23日 白昼 チビ男を お供に 連れて 悠々と 百万長者 名古屋市 西区 伝馬町 ◇谷 N朗 氏方を 脅かして 現金 五千円を 巻上げた 丸髷姿の 奥様 ギャング事件に つき、24日 早朝来 捜査本部の 所轄 新栄署では 県 刑事課 N 山 課長、A藤 次席、N 村 新栄 署長、S藤 司法主任 その他 首脳部が 鳩首会議を 開き、被害者 H朗が 余りの お人好しの ため(←意味不明であるが、原文のまま載せた) 事件の 核心を つかみ得ぬ ため これが 身代わりと して 本年 2月 以来、同家の 家庭教師と 女中頭を つとめて いる 名古屋市 中区 婦人働き I さん(26年女性)(満24〜25歳)を 捜査本部に 有力な 証人と して 招致し 事件の 再取調を 開始する 一方、被害者方で 犯人が 手を あぶって いた 火鉢から 県 刑事課 鑑識係が 苦心の 結果 謎の 丸髷女が 残した ものと 見られる 指紋を 摘出し 科学的な 側面証拠を 握ったので 右指紋と 前記 証人たちが 詳細に 申立てた 犯人の 人相 並びに 着衣を 各署に 手配し、全市の 一斉 戸口 調査を 開始して 聞込みを 第一に 捜査を 続ける ことと なった。
また 名古屋 検事局 T木 検事正、M藤 次席 検事、M岡 検事らは 24日 午前 10時から N山 県 刑事 課長らと およそ 2時間に わたり 犯人捜査の 協議を 遂げた 後、正午 被害者 西区 伝馬町 ◇谷 N朗さん 方 および 預金を 引出した 愛知銀行 本店の 実地検証を 行ったが、M藤 次席 検事は 左の 如く(←原文のまま入力した。原文では縦書きであったので、左となっているのであろう) 語る。
『最初は これは 眉唾ものと 思ったが 被害者 本人(H朗)の 知能から 推理して みれば 事件は 相当 事大視せねば ならぬ 性質の もので ある。家庭の 状況から 考えると 通りがかりの ギャングでは なく 内部の 事情に 精通した ものの 金品 強要らしく 捜査範囲は 局限されて いる ようだから 今日 明日中に 犯人は 検挙される ものと 信じて いる。丸髷姿の 言葉が 傅法肌で あった などから 女装の 男で 実は 弁天小僧を きめ込んだ ものでは ないかとの 見方も ある。私も そうでは ないかと 思う』
美人 家政婦 俄かに 失踪 ◇谷家へ 屢次(←原文のまま入力した。文字から推定すると、おそらく、しばしばという意味であろう) 出入
名古屋 検事局からは 午後 2時 M岡 検事が 捜査本部に 出張し 指揮を 行う ことに なったが 聞き込み先からの 本部への 入報に よると、最近 被害者方に 出入りして いて 人気の よかった 美人 家政婦 滋賀県 東浅井郡 S (30年女性)(満28〜29歳)が 突如 行方不明と なり、同女は 被害者方の 事情に 精通し 不審の 点が あるので 有力な 参考人と して 取調べの ため 捜査方を 手配したが、Sは 西区 T 家政婦会から 同家へ 雇われ その後 松阪屋の マネキンに まで 引抜かれた ほどの 美人で あるが、被害者方とは 他の 女中連よりも 懇意に して いた ため 謎の 失踪に 疑惑が 注がれて いる(名古屋)
せっかくだから、東京朝日新聞の新聞記事も下記に載せる。東京朝日新聞は、大阪府立中央図書館でコピーしたものを手入力したものである。
東京朝日新聞 昭和11年(1936年)4月24日 金曜日 C 2面
男女 ギャング 名古屋で 五千円 強奪
【名古屋 電話】 23日 午前 11時頃 名古屋市 西区 伝馬町 ◇谷 N朗 氏 方へ 年齢 45, 6歳の 洋服着の 男が 27, 8歳の 丸髷姿の 女を 連れて 訪れ、出てきた 若主人 H朗 氏に いきなり ピストルを 突き付けて
「俺は 神兵隊の 者だ、三万円 出せ」
と 脅迫し、同氏より 金 五千円を 受取り 逃走した。県 刑事課では 各署に 非常線を 張り 犯人が ギャングか 何等かの 狂言に 出でた ものかを 極力 捜査中。
東京朝日新聞 昭和11年(1936年)4月24日 金曜日 G 1面
怪奇!“五千円 強奪” 謎 深し 丸髷 女 賊 名古屋の ギャング
チビ男 従え 1時間 ねばる 被害者は 独身・等々
【名古屋電話】 白昼 百万長者を 襲い
『神兵隊だ』
と 凄い 啖呵を 切った 男女 2人組の 戦慄すべき ピストル強盗事件に ついて 愛知県 刑事課では 被害者 名古屋市 西区 伝馬町 元 洗濯 石鹸 製造業 ◇谷 N朗 方を 訪れ 事件の 被害状況を 詳細に 聴取した。
被害者の 申立てる ピストル怪盗の 主犯は 瑞々しい 丸髷姿の 美しい 中年女、背広服に スプリング・コートを 着た 朝鮮人風の 小男は 単に お供らしく 同日 午前 11時頃 主人 N朗さん(66歳男性)(満64〜65歳)は 朝の 散歩に 次女(17)(満15〜16歳)、次男(15)(満13〜14歳)は 何れも 通学して 留守中を 狙って 若主人 H朗 君(25)(満23〜24歳)を 訪れた もので ある。
謎の 丸髷 美人は 兄 H朗 君と 2人で 留守居を して いた 同家 長女 K子さん(21)(満19〜20歳)の 名前を 出して
『御縁談の 話で 若主人に お目に かかりたい』
と 取次ぎの 女中に 丁寧に 挨拶を 交わして 同伴して いた 小男を 玄関先の 上り框に 待たせて 置いて 女中の 案内で 六畳の 奥座敷に 通り 若主人 H朗の 顔を 見るや 矢庭に 袖から ピカッと 光った ピストル様の ものを チラッと 見せ
『私は 神兵隊の 者だが 三万円ほど 一寸 借りたいのだよ』
と 凄啖呵を 切り お人好しの H朗が ビックリして 震え上るなり
『手元に 金は ないが これでは どうでしょう』
と 自己名義の 愛知銀行 本店の 特別当座預金の 通帳 預け入れ金 五千 二百円を 差出すと 件の 丸髷 美人は ニッタリと 凄い 微笑を 洩らして
『こんな ものは 役立たないよ。お前さん、一走り 銀行へ 行って 引出して お出で』
と 命じ H朗を わざわざ 玄関先まで 送り出すなり 上り框に 腰を 下ろして いた 例の 小男に 顎で
『一寸 お前 この 人と 一緒に 行って お出で…』
と いい付けて 今度は 独りで 元の 奥座敷に 引返し 落着いて 火鉢の 傍に 座り込んだが 一方 H朗君は 小男を 連れて 数町 離れた 西区 御幸本町 愛知銀行に 到り 五千円を 百円札で 50枚 受取り 往きも 帰りも 無言の まま 帰宅して 手の 切れる ような 百円 札束で 五千円を 奥座敷で 待って いた 丸髷 美人に 手を 渡した。かくて 丸髷 美人は 被害者に お客の ように 見送られ、玄関先で 待って いた チビ男を 連れて 立ち去った もので ある。
と いうが 訪問を うけたのが 11時、銀行に 金を 受け取りに 行ったのが 1時間半後で この 間の 陳述に 不審が あり、同 取調べを つづけて いる。
疑問の 十点
【名古屋 電話】 愛知県 刑事課では 午後 6時から 所轄 新栄署を 捜査本部と して 名古屋市内 各署の 司法主任会議を 開き 捜査方針に ついて 密議を 凝らしたが 結局 犯人は 被害者方の 事情に 精通した もの らしく
一、被害者の 父親弟妹等の 留守を 狙った こと
二、嫁入り前の 長女の 縁談話を 持ちかけて 侵入した 手段
三、被害者が 常人的な 知能者で なく 果して 犯人が ピストルを 所持して いたか 否かが 疑わしい 点
四、犯人が 果して 神兵隊と 名乗ったか 否か 不審で ある こと
五、被害者が人並み 勝れた 大男で あり かつ 同家には 女中 4人も 居るのに 1人の 中年女に 易々と 脅迫された 点
六、犯人が 1時間半も 何故 悠々と 被害者宅に ねばって いたか
七、被害者方の 父子 2人が 揃って 独身で ある 点
八、警察署への 届出が 犯行後 女中頭等の 勧めで 自宅から 電話で 届けた こと
九、被害者は 凶器らしい ものを 所持して いない チビ男と 銀行へ 赴いた 時、請願 巡査と 守衛の 真ん中を 通り抜けながら 救いを 求めなかった 点
十、犯人が モスの 着流しで 丸髷姿の 酌婦と 見える 点から 見て 市内 在住の もので 被害者方へ 強盗の 目的で 押入った ものとも 思われない こと
などの 疑問符が 挙げられ 被害者方の 火鉢に 残された 犯人の 指紋、悠々と 顔を 見せた 人相、着衣等を 手掛かりに 更に 被害者は 嫁取前であり 資産家の 長男坊で ある 所から 痴情関係も 調査中で ある。
東京朝日新聞 昭和11年(1936年)4月25日 土曜日 G 11面
空気銃 突きつけ 銀行で 強奪 名古屋に 少年の 賊
【名古屋 電話】 名古屋市 西区 伝馬町 ギャング事件で 街の 話題を 誘って いる 折柄 24日 午後 1時半頃 名古屋市 中区 岩井町 第百五銀行 岩井町 支店へ 年齢 17, 8歳の 少年が 乗込み 空気銃を 突きつけ 現金出納口の 前に 立って
「金を 出せ」
と 脅迫し 行員が 阻止すると 出納台に よじ登り 出納係の 前に 積んで あった 現金 五円紙幣、一円紙幣 等 取りまぜ 二百円を 鷲掴みに し 逃走したので 行員を はじめ 付近に いた 門前署員、交通巡査等が 追跡、2丁 離れた 金仙寺 境内で 逮捕し 取調中で あるが 右は(←原文のまま入力した。原文は縦書きであったので、こういう書き方になったと思われる)三重県 三重郡 生れ当時 名古屋市 中区 K方 宇津木 正光(17)(仮名)で 23日 発生した 伝馬町 神兵隊 ギャング事件に 刺激を 受け 空気銃を 買い求め その 足で 第百五銀行支店を 襲った ことを 自供した。
東京朝日新聞 昭和11年(1936年)4月29日 水曜日 G 11面
強盗説は 薄らぐ 名古屋の 丸髷 女賊 事件
【名古屋 電話】 名古屋市の 素封家を 襲って 五千円を 奪った 丸髷 ギャング事件は 捜査当局の 活動も 空しく 事件 発生後 6日を 経過しても 未だ 犯人検挙に 至らないが 事件発生以来 参考人と して 召喚留置中の 被害者 ◇谷 N朗 氏方 家庭教師、I さんの 申立が 当局の 追及で 益々 しどろもどろと なり
「丸髷の 女」
が すこぶる 曖昧と なり、一方、被害者は 父親 N朗 氏に 内密で 昨年 10月から 本年 3月迄 三井銀行 名古屋支店 その他 取引銀行から 使途不明の 多額の 金額を 引出して いる ことも 判明 ― 強盗説は 薄らいで
一、相場に 手を 出した 被害者の 狂言か
一、被害者方の 内情に 精通した 元 女中 若しくは 被害者の 父親と 痴情関係 ある 女の 恐喝か
の 2つが 有力と なり 前記 家庭教師も この 事件に 一役 買って いる 疑い 頗る 濃厚と なって きた。
【おまけ】(←2007年4月10日以降に記載した)
マスコミ報道(←ここでは、ニュースを想定している)や、義務教育である理科などの授業に影響された疑いのある犯罪を、転載自由の
http://kangaeru.s59.xrea.com/35.htm
http://kangaeru.s59.xrea.com/38.htm
http://kangaeru.s59.xrea.com/42.htm
http://kangaeru.s59.xrea.com/44.htm
http://kangaeru.s59.xrea.com/46.htm#1971.7.1
http://kangaeru.s59.xrea.com/51.htm
http://kangaeru.s59.xrea.com/56.htm
から、下記に転載する。
昭和35年(1960).7.6〔18歳が立川基地で拳銃盗難未遂〕
東京都太田区の工員(18)が立川基地に拳銃を盗むために侵入して捕まった。新聞で拳銃盗難事件を知って、中2にできるなら自分もと実行したもの。
昭和35年(1960).7.20〔17歳が世間をあっと言わせるため連続放火〕
東京都江東区で深夜2時前から1時間のあいだに4件の放火があり、警官3人との追い駆けっこののちに店員(17)が逮捕された。「通り魔が世間を騒がしている。俺だって世間をあっと言わせてやる」と、民家に侵入して火を付けるなどしていた。
昭和35年(1960).8.18〔小1ら3人が置き石〕
福島県郡山市の小学校1,2年生3人が、前日に東北本線で起きた置き石の脱線事故を知って、本当に脱線するかどうか賭をして置き石をして捕まった。まったく罪悪感はない。
昭和38年(1963).3.14〔中3の6人組が硬貨変造〕
東京都新宿区の中学3年生6人が、硬貨偽造で捕まった。100円玉や50円玉の型を取って鉛で鋳造。この技術は学校の授業の石膏細工を元にしたもの。自動販売機に使っていた。動機は「面白半分」。
昭和38年(1963).5.8〔高1が狭山事件を真似て人妻を脅迫〕
東京都足立区栗原町の主婦(32)宛てに「写真を窓からとった。公開されたくなかったら11日午後8時、西新井大師本堂にこい。雨だったら別の日を指定する――あなたの憎らしいヤツから」という脅迫状が届き、11日に張り込んでいた刑事によって近所の高校1年生(15)が捕まった。「美しい人だったので、悪戯してみたいと思った。吉展ちゃん事件、狭山事件で犯行の手口を知った」と自供。
昭和38年(1963).5.24〔中3が狭山事件を真似て脅迫〕
群馬県太田市で、農家の女性(66)宛てに「1万円を鎮守さまの石垣にはさんでおけ。応じないと孫の小学生二人を誘かいして殺す」という脅迫文が届き、29日に中学3年生(15)が捕まった。小遣い欲しさに狭山事件を真似たもの。
昭和38年(1963).6.7〔高1が北海道への渡航資金にと脅迫〕
神奈川県愛甲郡愛川町の繊維工場経営者宅に「10万円を届けなければ、火をつけて家を焼いたうえ子供を殺す」などと鉛筆で書かれた脅迫状が届けられた。100人の捜査員で待ちかまえたが指定時間の8日には現れず、9日に現れた高校1年生(15)を捕まえた。
参考書も買えない貧農の三男。誘拐事件やホームズなどの推理小説を元に計画。成功すれば学校を辞め、北海道に行くつもりだった。
昭和38年(1963).7.16〔19歳ら三人組が白鳥を食べる〕
神奈川県足柄郡箱根町の芦ノ湖畔でキャンプをしていた東京都台東区の材木商店員(21)、運転手(21)、店員(19)の3人が白鳥を食べて捕まった。13日からキャンプに来ていたが金も食料も底をついたため、アヒルと思って白鳥を食べたもの。皇居堀、成田公園など、白鳥殺害事件が続いている。
昭和42年(1967).4.25〔高3がひかり号爆破未遂〕
熱海付近を通過中の新幹線下り「ひかり21号」の座席に、『源氏物語』の本をくり抜いてダイナマイトと雷管を仕掛けた時限爆弾があるのを車掌が発見した。箱から本を引き抜くと爆発する仕掛けだったが、たまたま上下を逆にして抜いたため接触不良で爆発はしなかった。
翌年2.19、窃盗容疑で留置中の18歳の無職少年が「火薬とSFを研究した成果を見るため」「高速で走る新幹線で爆発が起これば大勢の人が死ぬだろうと思った」と犯行を自供した。
福島県の裕福な農家の末っ子で成績も良かったがSFと爆弾の研究に熱中、工事現場からダイナマイト百数十本と雷管などを盗み、相次ぐ爆弾事件に刺激されて親にアパートを借りてもらい本型の時限爆弾を自作、山中で何度も爆破実験をしていた。高校3年生(17)の修学旅行で東京駅に来たときに新幹線に仕掛けていた。
研究資金のため盗みをはじめ、1月には学校も退学、自動車を盗んで逮捕され指紋が一致したため追及されて自白したもの。部屋の中からは国会議事堂や警視庁に丸爆印の付けられた地図も発見された。
昭和44年(1969).10.3〔19歳が治療費のため脅迫〕
東京都世田谷区の医師宅に3万円を要求する脅迫状が投函され、指定場所に来た無職(19)が捕まった。強度の近眼でほとんど目が見えなくってしまい、治療費を稼ぐため脅迫したもの。医師方にはボールペンで手書きしたものを、風呂屋や会社員宅などには、3億円事件を真似て、新聞や雑誌の活字を切り貼りしたものを投函していた。
昭和46年(1971).7.1〔小学生17人がゲバまねて他校に殴り込み〕
東京都練馬区で、小学生番長グループ17人が学生のゲバまねて、鉄パイプ、角材などを手にして他校に殴り込み。
昭和46年(1971).7.1〔小3の2人がゲバまねて火炎ビン〕
東京都品川区で、小学生3年生(9)2人が学生のゲバまねて、火炎瓶を自作して空き家に火を付けた。
昭和51年(1976).7.21〔高2生2人が連続窃盗で補導〕
東京都太田区と品川区の高校2年生2人が、連続窃盗をしていたとして捕まった。少年泥棒のニュースを見て「ボクにもできる」と2人で窃盗を始め、2年間で64件、約120万円を稼ぎ出し、遊びに使い果たしていた。真面目な生徒だった。
昭和56年(1981).6.〔中3が硫酸通り魔〕
中学3年生(14歳)は、理科の授業で教えられたことがほんとうかどうか試すため、学校から注射器、硫酸を盗み出し、通行中の主婦及び小学2年生の背中に、注射器を使用して約1ccの硫酸をかけ、全治8週間と10日間の火傷を負わせた。(静岡、6月) 警察庁「少年の補導及び保護の概況」引用。
昭和56年(1981)〔通り魔事件〕
56年に、通り魔事件は、254件発生し、107件、78人を検挙(補導)した。このうち少年による事件は30件発生し、25人を補導した。通り魔事件で検挙(補導)された人員に占める少年の割合は、32.1%で、凶悪犯で検挙(補導)された人員に占める少年の割合よりも9.0%高くなっている。
通り魔事件で補導された少年は、内向的な性格であり、対人関係や集団生活が不得手であり、知能の低い者が多い。犯行の態様は、テレビで見た通り魔事件をまねるなど、模倣性が強いものも多い。 「警察白書」引用。
模倣犯については、下記サイトが何かの参考になるかもしれない。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A1%E5%80%A3%E7%8A%AF
戦前の新聞記事は著作権の保護期間がきれているので、このブログ記事に関しては、自由に使用してよいものとする。
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時代のウェブログ 2007/06/21 15:21 |