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help リーダーに追加 RSS 福岡県のあたりでは、大きな事件が多いらしい。

<<   作成日時 : 2006/05/21 19:07   >>

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 北海道新聞の新聞記者も執筆している『警察幹部を逮捕せよ!』  《発行所:旬報社。2004年6月30日初版第1刷発行。ISBN:4845108879》p 83, 84, 88, 89によれば、北海道では大きな事件がなく、大阪府や福岡県のあたりでは大きな事件が多いらしい。

 昔、北海道新聞を購読していたことがあったが、確かに、北海道の事件はあまり載ってなく、本州、九州、四国などで起こった事件ばかり紙面に載っていたという印象がある。その理由が何となくわかるような興味深い話であるので、下記に引用する。

 なお、巻末の著者紹介によると、文中の大谷は大谷昭宏氏(読売新聞大阪本社入社、大阪府警捜査一課等担当。1987年(昭和62年)に読売新聞を退社後、大阪に事務所を設立してジャーナリズム活動を展開。TV、ラジオ等で活動)、道新は北海道新聞の新聞記者、宮崎は宮崎学氏である。


 …前略…

大谷
−それは、道新がこれだけ書けば、ベタで処理しちゃうということはできないね。西日本新聞は何でダメなのかな。考えられるのは、いわゆる事件が多くて、本筋の取材で落ちたくないというのがあるんじゃないですか。

道新
北海道は大きな事件がないんですよ。(笑い)本当に静かで。

大谷
−事件記者の一番駄目なところですね、事件を抱えているとどうしても。たとえばグリコ・森永事件を抱えていたら、サツとけんかできないでしょう。

宮崎
福岡県警の事件に火をつけていったのは俺だとわかっていたわけで、地方紙にも友達がいるので、一緒にやっていたら、彼は取材からはずされた。その地方紙の社会部の部長から電話があって1回会おうということで会ったら、「どこまでやるのですか」というわけですよ。

道新
−他社の人事に関しては、その組織に身を置かないとその皮膚感覚はわからないと思いますが、道新は、記者の取材活動・内容が会社の方針と合わないからといって、それを理由にあからさまに取材から外すとか、もう止めろとか、それはありません。だから、その分、現場は必死だし、常に自省を求められていますが。そういう社風と比較すると、他社はどうなっているのかなあと思いますね。たとえば、こんなことがありました。2000年6月の森喜朗首相が「神の国」発言の釈明記者会見を開く直前、首相官邸記者室内で首相周辺にあてた会見指南書とみられる文書を西日本新聞の記者が見つけた。この取材にかかわった記者は、のちに人事で不遇な目に遭いました。

…中略…

大谷
−非常にしくじたる思いがあるわけでね。結局、特ダネの餌をぶら下げられるじゃないですか、僕らも取引に使った事実もあるし…。大阪府警のある刑事部長は、「新聞に出ているのになんで刑事部長に報告が上がっていないんだ」とかヒステリーみたいにわめくわけよ。そんなの一課が全部上にあげるわけないじゃないですか。夜中に遊びまわっているくせにとんでもない野郎だ、一課ががたがたにされるぞ、ということで、朝毎読産経であのガキ落とさないか、まともに東京に帰すわけにはいかない、という話になった。それで、各社で不祥事を出し合い、その一覧表を持って脅しに行ったわけ。「おまえ、これ一週間に一本ずつ書くぞ。まともに東京に帰れると思っているのか」と。そいつは真っ青になってそれから一言も帰るまで言わなかった。一課長、俺たちに感謝してくれと威張ったわけ。それ、ちゃんと書いていたら大阪府警ぶっ飛んでますよ。やっぱりどうしてもサツ回りというのは、そういうところで取引に使っちゃっているね、向こうは見返りを出すじゃないですか。

 …後略… 
                                       

 もっとも、この本だけだったら、この人たちの勘違いという可能性もある。

 しかし、『週刊新潮 2006年4月13日号』p 30, 31には、九州の大手民放局であるRKB毎日放送の報道記者は警察官とうまく付き合えないと仕事がうまくいかないと読み取れる記事が載っていた。下記に引用する。


 ・・・前略・・・ だが、捜査関係者をさらに呆れさせたのは、 「山に埋めるぞ!」 と脅した共犯の○×(←原文では実名であったが、プライバシー保護のため、伏字にした。以下、同様)が、RKB毎日放送以下RKBと略の現役記者だったことだ。
 言うまでもないが、RKBといえばテレビとラジオの両波を持つ九州でも大手の民放局(TBS系)である。○×は、そのRKBスポーツ部の所属だった(逮捕直後に懲戒解雇)。
・・・中略・・・
 RKBに入った○×は当初、営業に配属されるが、02年、たっての希望で報道部に異動になる。やはり、政治家になるためには報道部記者という経歴が必要だと思ったのだろうか。
 報道部では福岡県警の所轄署を担当したり北九州支社に配属になるが、記者としては落第だった。
 地元の大手新聞の記者が言う。
「○×の評判はよくありませんでした。はっきりいってダメ記者。・・・中略・・・また確認取材でも、警察官が言っていないことを言ったとウソをついたこともありました」・・・中略・・・「○×は報道記者としてはエリートといわれる、県警本部の担当になったことは1度もなく、交通事故とか火事などの小さな事件や、企画モノの取材ばかりをやらされていました。しかも、その小さな事件でさえ他社に抜かれることが多数ありました。警察官とうまく付き合えないんですね」(前出の記者
・・・中略・・・ 社内においては「おちこぼれ」のレッテルを貼られ、外ではホラともつかない話を吹聴する。結局、○×は2年前、報道部を出される形でスポーツ部に移動となったのだという。・・・後略・・・

 
 以上の引用から総合的に判断すると、福岡県のあたりでは、大きな事件が多いらしいということが読み取れる。

 とはいうものの、事件は北海道でも福岡県のあたりでも同様に起こるが、北海道では、あまり大騒ぎされず、福岡県のあたりでは大騒ぎされるので、北海道で大きな事件が滅多に起こらず、福岡県のあたりで大きな事件が多いように見えるだけである可能性を否定できないことを、念のため、付け加えておく。

 本論とは関係ないが、福岡県のあたりでは、交通事故や火事は通常、小さな事件として報道されていることが分かる。

【補足】(←2006年(平成18年)5月23日以降に記載した)
 西日本新聞は福岡県のあたりで勢力の強い新聞であるらしい。したがって、当初、「西日本」と記載していた箇所の大半を、「福岡県のあたり」と訂正した。
 
 ちなみに、私は、今までの人生で西日本新聞を購読したことはないし、大阪府や福岡県に居住したこともない。福岡県にいたっては上陸したことさえない。大阪府は、某空港に着陸して、鉄道で通過したことはあるが、某空港や某鉄道の駅以外の大阪府の土やコンクリートの上を歩いたことはない。

【補足その2】(←2006年(平成18年)5月27日以降に記載した)
 上記の引用では、事件を抜いた、抜かれたに新聞やテレビがこだわっているように読めるが、「今の時代、ネットがあるし、興味がある事件は、ネットで検索すればよいので、抜いた、抜かれたにこだわらなくてもよいのではないか? 大体、半日や数日(←場合によっては、数ヶ月、または、数年、あるいは、数十年)、事件の報道が遅れても大半の事件では、支障はない。それに、新聞やテレビが皆、抜いた、抜かれたにこだわると、同じ日の新聞はどこも似たような記事ばかり、同じ時間帯のテレビニュースはどこも似たようなニュースになってしまう危険性もある。 論調で差をつければよいという考えでいるのかもしれないが、元の事件が同じであれば、論調の差にも限界があるだろう。 さらに考えると、事件には不幸な事件が圧倒的に多く、そのような事件を、新聞やテレビが面白おかしく扱うわけにはいかないので、論調の差にはそういう点でも、限界があるだろう」という気がする。

【補足その3】(←2006年(平成18年)5月28日以降に記載した)
 殺人の人口10万人当たりの発生率(平成10年〜14年平均)は、全国:1.07、北海道:0.84、大阪府:1.72、福岡県:1.37である。

 まとめると、大阪府:1.72>福岡県:1.37>全国:1.07>北海道:0.84である。
(←ちなみに、47都道府県の順位では、第1位は沖縄県:1.78, 第2位は和歌山県:1.76であり、大阪府:1.72は第3位である)

 また、強盗の人口10万人当たりの発生率(平成10年〜14年平均)は、全国:4.13、北海道:2.73、大阪府:7.40、福岡県:4.08である。

 こちらもまとめると、大阪府:7.40>全国:4.13>福岡県:4.08>北海道:2.73である。
(←ちなみに、47都道府県の順位では、第1位は千葉県:8.40, 第2位は東京都:7.57であり、大阪府:7.40は第3位である)

 いずれも、人口10万人当たりの発生率は、平成12年国勢調査における全国、各都道府県別人口10万人当たりの、全国、各都道府県別の平成10年から14年までの平均認知件数である。また、出典は『犯罪白書(平成15年版)』(編集:法務省法務総合研究所。発行:独立行政法人 国立印刷局。平成15年12月10日発行。ISBN:4173501781) p 321の5-3-5-1図(殺人 都道府県別認知件数・検挙件数・検挙人員・発生率)、p 322の5-3-5-2図(強盗 都道府県別認知件数・検挙件数・検挙人員・発生率)である。

 認知について、北海道、大阪府、福岡県の地域間で差がある可能性もある(←例えば、同じような事件でも、大阪府では、強盗として処理されるが、北海道では、窃盗として処理されている可能性が考えられる。もちろん、理論上はそういうこともあり得るというだけであって、あくまでも単なる理論上の話であるが)が、こうした統計から単純に考えると、殺人・強盗はいずれも、北海道より、福岡県の方が発生しやすく、福岡県よりは、大阪府の方が発生しやすいということになる。
 
 これが正しいと仮定すると、福岡県のあたりで、大きな事件が多くても別に不思議なことでもなんでもない。

ちなみに、47都道府県と全国の殺人発生率平成10年〜14年平均)と米国(2001年)、フランス(2001年)、英国(2001年)、ドイツ(2001年)の殺人発生率の順位を知りたければ、私が書いた下記ブログ記事がお薦めである。
http://supplementary.at.webry.info/200611/article_2.html

【補足その4】(←2006年(平成18年)6月15日以降に記載した)
 福岡県のあたりでは、交通事故や火事は通常、小さな事件として報道されていることが分かったが、世の中にはニュースにもならないことが結構、あるようである。

 下記に毎日新聞の記事を一部、引用する。

1988年(昭和63年)11月27日 毎日新聞 朝刊
・・・前略・・・(←JR東日本高円寺駅でシャッターで圧死した会社員が発見されたことが述べられている
 同駅の話では中央線下り終電後の午前1時15分ごろ、駅員(36)が構内にいた客10数人を外に出し、だれもいないのを確認。北口の売店の影の柱に取り付けられたボタンを押してシャッターを閉じた。このとき、ホームに落ちた別のけが人を運ぶため、救急車が同駅南口に到着、この駅員はシャッターが下まで下りないうちに南口に向かったという。当時駅には7人の駅員がおり、4人が勤務していた。
 ○△さん(←原文では実名であったが、プライバシー保護のため、伏字にした。以下、同様)が倒れていたのは北口外側の駅売店とガラス扉の陰になった縦1メートル、横1メートルほどのスペース。内側からは全く見えないうえ、シャッターは完全に閉まっても床とのすき間が残るため、10数センチのすき間が残っていても駅員は不審に思わず、○△さんが挟まれたことに気づかなかったという。
 ○△さんは渋谷区のコンピュータソフト会社に勤める独身サラリーマン。酒を飲んでおり、構内から外に出された客の1人らしい。
 JR東日本の話では「シャッターに頭をぶつけてケガしたケースはあったが、死亡したのは国鉄時代を含めても初めて」という。シャッターメーカーによると、この種のシャッターは、普通1平方メートル当たりの重さが23キロで、同駅のシャッターの総重量は480キロにもなる。電動シャッターの中には、障害物があると自動的に停止するものもあり銀行のCDコーナーなどで使われているが完全に閉じるまでは止まらないのが多い。


 このように、駅のホームに落ちてけがした人がいても、1988年ごろの毎日新聞では、ニュースにもならないことがわかる。上記の引用のように、シャッターで圧死した人のニュースに、高円寺駅駅員の行動を説明するためだけの目的でちらりと載っているだけであるのだから。

 おそらく、何か特殊なことがない限り、他のマスコミでも、駅のホームに落ちてけがした人がいても、ニュースにもならないのだろう。少なくとも私は、単に駅のホームに落ちてけがしたというだけのニュースを見たことがない。単に私が知らないだけかもしれないが。
(←その後、朝日新聞 東京版 昭和28年1953年)2月2日 月曜日 12版 7面の『荻窪駅で ひかれる』という、ホームから線路に落ちた26歳男性が、列車にひかれて、死亡した新聞記事を発見した。それは
http://supplementary.at.webry.info/200801/article_7.html
に入力した

 なお、駅の線路に人が落ちたのを見かけた場合は非常に危険であるので、絶対に線路に下りてはならない。非常停止ボタンが近くにあるはずであるので、それを押すか、駅員を呼ぶかのいずれかをすべきである。駅の線路に落ちた人を助けたいのならば。

 そういえば、昭和50年代の4コママンガに、駅のホームから線路に物が落ちたので、駅員にそれを特殊な道具を使って拾うように頼んでいるシーンがあったような記憶がある。

 また、上記引用では、シャッターに頭をぶつけてけがをしたケースも記載されているが、このケースもおそらく、このことだけでは、ニュースにならなかったのだろう。この新聞記事を読むまで、私はその手のニュースを読んだ記憶がないので。

以上から、1988年頃の毎日新聞のニュースになる基準の推測を単純にまとめると
 
駅のホームに落ちてけがした→ニュースにならない

  駅のシャッターに頭をぶつけてけがをした→ニュースにならない

  駅のシャッターで圧死した→ニュースになる

であるのだろう。あくまでも単純に推測した場合の話であるが。

 それにしても、シャッターで圧死する人がいるとは、1988年ごろの駅には危険がいっぱいである。シャッターの総重量が480キロであることにも驚いた。シャッターがこんなに重いとは思わなかったので。

 ちなみに、上記引用記事には、シャッターと○△さんとの位置関係などがわかるように、模式図がついていたが、省略した。

 なお、この記事は某図書館でコピーしたものであるが、なぜか新聞記事の有料検索では検索できなかった。というわけで、この記事は、4コマまんがや『雑記帳』と同じ頁に載っていたことを念のため、書いておく。うっかり、中途半端に端が切れたコピーをしてしまったため、正確な頁がわからず、さらに、頁を記録し忘れたので。

【補足その5】(←2007年3月29日以降に記載した)
 たまたま、検索していたら
http://homepage2.nifty.com/otani-office/column/ot_019.html
というサイトに遭遇した。
 このサイトによれば、 『警察幹部を逮捕せよ!』  《発行所:旬報社。2004年6月30日初版第1刷発行。ISBN:4845108879》の内容に関して、複数の民事裁判が行われていたり、行われる予定であるらしい。ひょっとしたら、この本の内容の信憑性に問題が出てくる可能性もある。ただ、主な当事者は、北海道警察の関係者であるようであり、私が、このブログ記事で取り上げた福岡県警察、西日本新聞、地方紙、大阪府警察、全国紙に関する箇所の信憑性に問題が出てくることは、これらの民事裁判だけで考えると、なさそうである












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